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音楽

2018年11月17日 (土)

貴族の愛したバロック音楽:レクチャー&コンサート

 静岡文化芸大の学生スタッフが企画したコンサートです。
 まず音楽史の上山先生のレクチャーがありました。
・バロックについて
 バロックの意味・時代
・音楽史におけるバロック
 1600-1750年の150年間。宮廷と教会で
・バロック音楽の特徴
 躍動感と運動性、明白な対照とドラマ
・サロンとは
 宮廷や貴族の邸宅で

 2年前に聴講した授業と同じように、わかりやすく、整然としたレクチャーでした。

演奏 古楽器のトリオによる演奏です

古楽器=チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンパ、フラウト・トラヴェルソ
 演奏の間にそれぞれの楽器の歴史や特徴についての紹介があり、小曲の演奏もありました。

プログラム

J,M.ルクレール:ソナタ ニ長調 Op.2/8
A.ロッティ:ソナタ
G.Ph:テレマン:トリオソナタ
J.モレル:シャコンヌ
アンコール 1曲

 ヴィオラ・ダ・ガンパはチェロに似ていますが弦は6本でギターの仲間とか。弓の持ち方も違いました。

 フラウト・トラヴェルソは木製の横笛です。

 チェンバロはピアノの前身とも言われますが、ピアノと違って実は爪で弦をはじく撥音楽器です。

 今日の演奏会で使用されたチェンバロは浜松市内で製造されたものでした。東区北島町の三創楽器製作所です。

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             美しい楽器です
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鍵盤は2段。白と黒がピアノと
逆です

 17世紀のサロンの雰囲気で古楽器によるバロック音楽を聴くという機会はなかなかありません。貴重なコンサートでバロック音楽を楽しむことができました。
 会場は大学の自由創造工房でした。

2018年11月 5日 (月)

コンサート 指揮:アシュケナージ ピアノ:辻井伸行

 このコンサートのチラシやポスターで目についたのが「指揮 アシュケナージ  ピアノ 辻井伸行 」でした。この組み合わせが目玉ということです。オーケストラはアイスランド交響楽団。曲目はシベリウス2曲と辻井が弾くショパンの協奏曲第2番。

 最初はシベリウス 《カレリア》組曲 作品11 小曲ですがなかなかいい曲です。

 ショパンのピアノ協奏曲2番は1番よりも前に作曲されたものとのこと。1番ほどなじみがなく、聴く機会が少ない曲です。私は前から5列目のやや右寄りの席で辻井の顔を見ながら聴きました。いつ聴いても本当に驚嘆するばかりです。
 アンコールは、ショパン ノクターン第20番 「遺作」でした。

 休憩の後は、シベリウス 交響曲第2番 ニ長調 作品43

 大編成のオーケストラの迫力のある演奏に圧倒されました。ドラマチックな曲です。

 アンコールは、やはりシベリウスで 「悲しきワルツ」でした。

 アシュケナージの指揮は、全身を使い、腕や指もこまかく動かして表情がよく読み取れました。

 アシュケナージの「指揮」ではなく、「ピアノ演奏」を聴きたいと思った人は多かったのではないでしょうか。

 辻井がステージに出入りするときは、アシュケナージが辻井の手を引いたり、背中に手を当てたり・・・おじいちゃんが孫の面倒を見ているような感じでした。

 これまで浜松での辻井のコンサートはチケットが即日完売に近い状況で入手困難でしたが、今回は当日券がありました。辻井の出番が1曲だけ、プログラムが地味などで敬遠した人も多かったようです。

今回のアイスランド交響楽団の来日公演は、11月3日から18日まで、16日間で12公演が行われます。浜松は二日目の公演でした。

2018年10月23日 (火)

ピアノ調律の巨匠 村上輝久氏の講演

 ASN(アクティブ シニア ネット)の第187回例会で、ヤマハ イノベーション・ロードの見学の後、本社内の研修室で村上さんの講演を拝聴しました。今年89歳になられた村上さんはお元気でした。

 1949年に日本楽器に入社された村上さんはやがて調律師の道に進み北海道勤務の後東京へ。安川加寿子のお気に入りだったとのこと。
 1965年、ミケランジェリ初来日、日比谷公会堂でのコンサートでスカルラッティのソナタやベートーベンのソナタなどの演奏を聴いたとのことです。
 研修のためヨーロッパへ渡ったのはその翌年、1966年。ミケランジェロの調教師だったタローネの家に下宿。やがてミケランジェロの調教師としてポルトガルやパリのコンサートにも同行。1967年にはドイツ・マントン音楽祭での活躍でハンブルクの新聞では「真の主役は舞台袖にいたテルヒサ・ムラカミであった」と絶賛されました。

 ミケランジェリのほかリヒテル、シフラ、ポリーニなどの調律を担当しました。1970年に帰国、1980年に調教師を養成するヤマハ ピアノ アカデミーを設立し初代所長に就任。後輩の育成に尽力しました。そのアカデミーの研修生のためにリヒテルがヤマハで演奏会を開いてくれたとのことです。
 このアカデミーは四ツ池陸上競技場の北にあります。

 村上さんは近年ではレクチャーコンサートに力を注ぎ、この30年で684回のコンサートを開いたとのことです。

 大学での講義もいろいろあり、一橋大学ではかつて静岡文化芸大
に在職された小岩先生からの要請で講義を行ったということです。

 ミケランジェリやリヒテルなどの巨匠はコンサートのキャンセルも多く、気むずかしいマエストロと考えられていますが、村上さんがそのような巨匠たちの専属調教師として活躍されたのは、優れた技術はもちろんのこと、村上さんの控えめで誠実なお人柄によるものだと思いました。「余分なことは言わない」とおっしゃっていました。

 健康維持のために、毎日お宅の近くの坂のある道を30分ほど歩いているというお話でした。

 ”伝説の調律師”村上輝久氏の講演「いい音ってなんだろう?」は
感銘深いすばらしいお話でした。

 

2018年9月18日 (火)

「覇者たちによるコンチェルトの饗宴」第一日

 浜松国際ピアノコンクールが今年第10回目を迎えるのを記念して、これまでの優勝者6人がそれぞれ協奏曲を演奏するガラコンサートが開かれました。9月16日はその第一日でした。
 この日の3人は・・・
①アレクサンダー・コブリン  第5回(2003年)最高位 
②アレクサンダー・ガジェヴ 第9回(2015年)第1位
③アレッシオ・バックス    第3回(1997年)第1位

 ガジェヴは3年前のコンクールの優勝者なのでよく覚えています。その時まだ20歳でした。
 バックスは21年前の優勝者です.世界各地で活躍している様子です。

演奏曲目は
①コブリン  ブラームス     ピアノ協奏曲 第2番
②ガジェヴ  ラフマニノフ    ピアノ協奏曲 第3番
③バックス  チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番

いずれもピアノ協奏曲の名曲です。
ブラームスの2番は4楽章から成り、演奏時間約50分の大曲です。
ラフマニノフの3番はブラームスの2番同様、ピアニストにとってはなかなかの難曲と言われています。聴く側にとってはそれも楽しみの一つでした。チィコフスキーの1番はおなじみの名曲です。

 オーケストラは東京交響楽団、指揮は山下一史。

 2回の休憩を含めて3時間近いコンサートでしたが、名曲・難曲をみごとに弾いてくれた3人の演奏を楽しむことができました。

 オーケストラは第2日も演奏するので、2日間で6人のソリストと6曲を演奏することになります。大変でしょうね。

 この日、会場で静岡文化芸大名誉教授の平野昭先生にお目にかかることができ、お話できたのはうれしいことでした。大学の音楽史などの授業や楽器博物館の講座などで素晴らしいお話を聴かせていただいたことを今でも鮮明に記憶しています。
 11月に浜松でゆっくりお話できる機会があるので楽しみにしています。

 浜松国際ピアノコンクールは今年節目となる第10回目を迎えます。11月9日からの第一次予選から23日の最終日まで2週間のコンクールを今から楽しみにしています。

 教え子の息子さんが2回目の出場を果たしたので期待しています。

2018年8月26日 (日)

「ザ・ブトン 真夏のコンサート」・島田おおるり

 今年66歳を迎える熟年フォークトリオのコンサートです。今から49年前、4人の高校2年生が活動を始めたのが「ザ・ブトン」です。ヤマハのコンテストで一躍注目されてプロデビューの話もあったとのことですが、大学進学と同時に4人の生活がばらばらになったこともあって活動は中断。復活したのはメンバーが還暦を迎えた年でした。長い長~い中断の後、2014年夏、第1回真夏のコンサートを開き今年で5回目になりました。2015年5月、リーダーの柴田君が癌で急逝。その3ヶ月後、残された3人が柴田君の遺志を継いで第2回コンサートを開いたのでした。

 フォーク全盛の昭和40年代から50年代にかけて青春時代を過ごしたザ・ブトンのメンバーが歌う歌の多くは当時のフォークソングとオリジナル曲です。

 今回のコンサートの演奏曲目は次の通りでした。

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このうち、1部の1・9と2部の1・3・5・8はオリジナルです。
〈蓬莱橋〉と〈大井川TRAIN〉はザ・ブトンの代名詞とも言える曲で、島田地域の多くの人に愛されている名曲です。メンバーの1人で北海道在住の前堀君がはるかに遠いふるさと島田を想って作詞作曲しました。
 〈戦争は知らない〉とアンコールで歌った〈Yesterday〉はザ・ブトンとして初めて歌った歌ですが、すてきでした。

 3人のハーモニーは抜群で、ソロも美声でみごとです。楽器はギター・ベースのほかバンジョー・ハーモニカなど。

 ベース担当の寺田君のMCが軽妙で会場全体に楽しい空気が広がります。

 会場のおおるりホールは定員660ですが、チケットは完売で当日売りはありませんでした。真夏のコンサートを待ち望んでいる多くのファンがいます。

 ザ・ブトンの3人は私が島田高校に勤めていたときの生徒です。亡くなったリーダーの柴田君は2,3年の時私が担任でした。その縁でザ・ブトンのコンサートを毎回楽しみにして島田へ出かけています。
コンサートの実行委員会の中心メンバーは当時の教え子たちです。
会場でその教え子達に会うのも楽しみです。終わった後の飲み会も楽しみです。

 ザブトンは昨年10月にセカンドアルバムをリリースしました。私はそのCDを車に載せて聴いています。

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      第1部             第2部

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      会場入り口

2018年6月28日 (木)

すてきなコンサート:樫本大進

 サッカー日本代表の大一番の4時間前、午後7時からアクト中ホールでコンサートを聴きました。
 ヴァイオリンの樫本大進とピアノのキリル・ゲルシュタインのデュオ・リサイタルです。樫本大進はまだ39歳ですが日本を代表するヴァイオリニストの一人で、2010年から世界最高のオーケストラであるベルリン・フィルの第一コンサートマスターを努めている「日本の宝」です。

プログラム

 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 第2番
 ブラームス    ヴァイオリン・ソナタ 第3番
 モーツァルト   ヴァイオリン・ソナタ K.378
 R.シュトラウス ヴァイオリン・ソナタ Op.18

 ソナタ4曲を楽しむことができました。ヴァイオリンとピアノの掛け合いがみごとでした。

 アンコールは ブラームス F.A.Eソナタより スケルツォ で約7分の演奏でした。

ワールドカップの喧噪とはまったく無縁の静謐な時間と空間でした。

 チケットは完売で満席でした。コンサートの余韻にひたりながら帰宅。これからサッカーを楽しみます。

2018年1月24日 (水)

チョ・ソンジン ピアノリサイタル

 チョ・ソンジン(韓国)は2009年の第7回浜松国際ピアノコンクールで15歳で優勝しました。さらに2015年にはショパンコンクールで優勝しています。
 この秋に第10回浜松国際ピアノコンクールが開催されるのを記念して開かれました。
 15歳だった少年は大人の雰囲気になっていました。今や世界各地で活躍している人気ピアニストが本格的なデビューのきっかけになった浜松に戻ってきました。
 彼の成長を楽しみにしてアクト中ホールに向かいました。

プログラム
 ・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調Op.13  「悲愴」
 ・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109
 ・ドビュッシー   映像 第2集
 ・ショパン      ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58

 「悲愴」はベートーヴェン20代終わり頃の作品です。美しい旋律がちりばめられたおなじみの曲で、心地よく聴きました。第30番は晩年に近い頃の作品です。私はあまり聴いたことがありあません。

 ドビュッシーの「映像」は、印象主義を代表する彼の本領を発揮した曲調で、ベートーヴェンやショパンとは大きく異なります。静かに、ゆるやかに紡ぎ出される美しい音が胸に染みいります。

 ショパンの3番は4楽章から成る大曲です。ショパンらしい華麗なピアノの音がホールいっぱいに響きわたりました。

 演奏が終わって満場の聴衆から万雷の拍手。それに応えてアンコール。
 まず、「楽興の時 第3番」 おなじみの名曲です。
 次に、「子犬のワルツ」
 さらに、「英雄ポロネーズ」

 10分を超えるアンコールに聴衆は大満足でした。

 みごとに成長したチョ・ソンジンを聴くことができて楽しい夜でした。(1/23)

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                 開演前のステージにはスタインウエイ

2017年12月24日 (日)

ヤマハ吹奏楽団POPS CONCERT 2017

 楽団の関係者の方からチケットをいただいて楽しいコンサートを鑑賞してきました。(12/23・土)
 ヤマハ吹奏楽団は国内有数の吹奏楽団で、2016年には全日本吹奏楽コンクールで全部門最多となる33回目になる金賞を受賞しています。団員はヤマハとヤマハグループの従業員で、楽器の製作などに携わっています。楽器に関する匠の集団です。

 浜松出身で日本を代表するサくソフォン奏者として世界でも活躍している須川展也が常任指揮者を務めています。

 この日のコンサートは映画音楽やゲームの音楽など、なじみのある曲ばかりで楽しく聴くことができました。
 チケットは全席完売で4階まで満席の盛況でした。

 70人近い団員の迫力のある、美しい響きの演奏で安心して楽しみました。開演前にはプレコンサートがあり、須川展也も出演しました。

 超一流の吹奏楽の演奏を聴くことができるのは浜松に住んでうれしいことの一つです。

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     開演40分前のアクトシティ大ホール

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2017年11月 3日 (金)

吹奏楽野外演奏会

 毎年「文化の日」に開催されている吹奏楽野外演奏会は今年で37回目を迎えました。会場はわが家の近くの四ツ池公園陸上競技場ですから、家に居ても演奏の音が聞こえてきます。市内の幼稚園から高校までの23の団体が次々に見事な演奏をしました。アトラクション、パレード、ドリルの三つの種別で、一つの団体が二つの種別に参加することもあるので、プログラムは32までありました。

市立開成中学校=アトラクション
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吹奏楽の分野では市内の中学校で最近最も活躍している
学校。メンバーも90人近い。〈宝島〉と〈Vivaやら舞歌〉の2曲

県立浜北西高=パレード

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〈ZIP-A-DEE-DOO-DAH〉と〈IN THE STONE〉
1982年の開校以来吹奏楽には力を入れています

浜松聖星高校=アトラクション

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〈UK Rock〉と〈愛と真理でやら舞歌〉  男子生徒も

 県内最強の吹奏楽部で全国大会の常連。4月から男女共学になり校名を「海の星」から「聖星」に変更。

 約80人のボリュウムと迫力のある演奏でした。

浜松商業高校=ドリル

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 なかなか楽しいドリルでした。全員が野球のユニフォームで登場。
野球のゲームを表現し、最後はサヨナラ勝ちの歓喜と悲劇を表現しました。曲目は〈PLAY BALL!!〉。甲子園でおなじみの〈栄冠は君に輝く〉や野球の応援歌などで、さすが野球で知られる浜商の演奏でした。

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    バックスタンドから正面スタンドを見たところ

 好天に恵まれ多くの市民が吹奏楽の演奏を楽しみました。

2016年10月 7日 (金)

800人が44曲の懐かしい歌を歌う会

 10月6日の静岡新聞朝刊11面「ウィークリー ガイド」に次のような記事が掲載されました。県内の1週間の各種イベントを紹介する欄です。

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 第4回を迎えた「みんなで歌おう会合同祭」です。今年は過去最大の18団体800人が参加し、3時間半で懐かしい童謡・唱歌・フォーク・歌謡曲など44曲を歌います。そのプログラムです。

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 同じ曲は一つもありません。ステージでの発表に合わせてスタンドの全員が声を合わせて歌います。

 みんなで歌おう会は市内7区に21の団体があり、それぞれ月に2回の例会で2時間で25曲前後の歌を歌っています。私が全体の運営の役割を務めています。

 10月13日(木)午後0時30分~4時まで、休みなく歌っています。会場は浜名湖ガーデンパーク屋外ステージです。どなたでも自由に聴き、一緒に歌うことができますのでどうぞお出かけください。