2018年7月
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美術展

2018年7月 5日 (木)

「日本美術と高島屋」展:遠鉄百貨店

 浜松で唯一のデパートである遠鉄百貨店の30周年記念展覧会です。提携している高島屋が所有している優れたコレクションから明治~昭和を代表する日本画家の作品約60点と婚礼衣装や調度品など。
 横山大観・竹内栖鳳・前田青邨・富岡鉄斎・川端龍子・鏑木清方・川合玉堂・平山郁夫・東山魁夷など・・・。呉服屋時代の高島屋から始まった画家たちとの交流から多くの作品が遺されています。
 また、1922年に高島屋飯田家とトヨタの創業家が姻戚関係になった際に寄贈された衣装や調度品なども出品されています。いずれも高島屋資料館の収蔵品です。
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 竹内栖鳳<アレ夕立に> 1909年   富岡鉄斎 <碧桃寿鳥図> 1916年 
 すばらしいコレクションです。
 新館8階ホールで8日まで。

2018年7月 1日 (日)

「モネ それからの100年 展」:名古屋市美術館

 午前中の名古屋ボストン美術館から白川公園にある名古屋市美に移動しました。昨年夏に半年ほど施設改修のために休館していたこともあり、3年ぶりに訪れました。
 開館30周年記念の特別展は「モネ それからの100年」です,。この美術館ではこれまでに1994,2002,2008年にもモネ展を開いています。

 タイトルの「・・・それからの100年」のそれからはモネが1926年にオランジェリー美術館にスイレンの壁画を描いてからおよそ100年ということです。その100年の間にモネの影響を受けたり、モネに敬意を抱いたりした画家たちが現代の新しい芸術を生み出したというのがこの展覧会のコンセプトのようです。全96点のうちモネ29点、日本人の作品約30点、その他はクーニング、リキテンスタイン、ウォーホールなどの現代芸術家の作品です。 
 モネは印象派の画家というよりは、現代アートの先駆者とも言える位置づけです。
モネの睡蓮は6点ありました。
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          モネ <睡蓮>  1906年 吉野石膏
 
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       福田美蘭 <睡蓮の池> 2018年 作家蔵
 モネとその後のアーティストを新しい視点で組み合わせたことに興味を持ちました。
 この展覧会は今日7月1日までつい先ほど終わったばかりです。モネの人気は相変わらずで入場者は10万人を超え、最終日の今日は入場待ちの時間帯もあったとか。
 私が行った6月27日(水)の午後もかなりの入場者でした。

2018年6月30日 (土)

「ボストン美術館の至宝展」:名古屋ボストン美術館

 1999年にオープンした名古屋ボストン美術館がこの秋に閉館します。この20年間、ほとんど毎年通ったこの美術館の見納めが近いということで一人で出かけました。

 本家ボストンの50万点を超えるコレクションの中から幅広い分野から80点が出品されています。古代エジプトの出土品から村上隆まで・・・。最高に優れたお宝を選んで出品したということではないでしょう。

1 古代エジプト
2 中国美術
3 日本美術
4 ウランス絵画
5 アメリカ絵画
6 版画・写真
7 現代美術

目玉はゴッホの2作品です。

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〈郵便配達人 ジョゼフ    〈子守唄 ゆりかごを揺らす
 ルーラン〉 1888年      オーギュスティーヌ・ルーラン夫人〉
                   1889年

 フランス絵画ではそのほかに、ミレー・モネ・ルノワール・セザンヌなどおなじみの画家の作品があります。

 ボストン美術館は日本美術の優れた蒐集で知られていますが、その中から、曾我蕭白の〈風仙図屏風〉、英一蝶の〈涅槃図〉、与謝蕪村の〈柳堤渡水・丘辺行楽図屏風〉などの名品が出品されています。

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      曾我蕭白 〈風仙図屏風〉 1764年頃

中国絵画から

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          陳容〈九龍図巻〉 1244年

現代美術では、アンデイ・ウォホール や村上隆などの作品が・・・

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 村上隆〈In the Double Herix Wakes Up...〉 2002年

 ボストン美術館のコレクションから選ばれた80点から、この美術館のコレクションの価値の一端を知ることができます。

 この展覧会の会期は明日7月1日までです。私が行ったのは6月27日でした。会期末でかなり多くにの入場者で賑わっていました。9割は女性で、大半は熟年です。

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美術館はビルの3.4階     金山駅前の看板

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   美術館入り口          受付フロアで

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     最終展のチラシ 7/24~10/8

2018年6月11日 (月)

映画「大英博物館プレゼンツ 北斎」:シネマe~ら

2017年5月~8月、大英博物館で開催されて大きな話題となった天才絵師北斎についてのドキュメンタリーです。

海外ではもっともよく知られている the Big Wave =「富獄三十六景 神奈川沖浪裏」の大胆な構図、浪や水の描き方、小さな富士山など、この絵の魅力をいろいろな角度から検証します。4Kカメラで撮影された精緻な画面がスクリーンに広がり、専門家が解説してくれます。赤富士=「富嶽三十六景 凱風快晴」についてもいろいろな角度から解説があります。

 5、6歳の頃から88歳で没するまで毎日筆を執り続け、3万点を超える作品を制作したとされる北斎の魅力を多くの作品で紹介してくれます。
 動植物の描写や役者絵などにも優れ、ゴッホ・モネなどにも大きな影響を与えた北斎の偉大な画業を知ることができます。

 後半は大英博物館で開かれた北斎展の展示会場で多様なジャンルの作品を見ながら移動
するスタイルになります。
 キュレーターや専門の学者、画家、陶芸家、コレクターなどの専門家の解説が次々と字幕で紹介されてかなり忙しくなります。ロンドンので展覧会の後、昨年秋に大阪アベノハルカス美術館で北斎展が開催されました。ミレーの会のメンバーで10月にゆっくりと観ることができて堪能したことを思い出しました。

 この映画の上映は15日までです。11時30分~13時。

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2018年6月 6日 (水)

日本洋画150年展;浜松市美術館

 会期最終日の今日午後2時頃入館しました。小雨が降り続くあいにくの天気でしたが、そこそこの入館者で賑わっていました。

 この展覧会は広島県北西部の中国山地にあるウッドワン美術館のコレクションによって、明治~平成に至る日本の洋画の流れをたどる
企画展です。

 高橋由一に始まり、浅井忠・黒田清輝・藤島武二・岸田劉生・青木繁・中村彝・佐伯祐三・藤田嗣治・梅原龍三郎・安井曾太郎など名だたる画家が続きます。これらの画家の77点の作品から西洋絵画の変遷がよくわかります。熊谷守一のように複数の作品が出品されている場合は、一人の画家の作風の大きな変化がよくわかります。22歳で早世した村山槐多の〈花〉もありました。

 なかなか見応えのある企画展でした。

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  岸田劉生 〈毛糸肩掛せる麗子肖像〉 1920年

 麗子7歳当時。劉生自らが気に入っていた作品。

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黒田清輝 〈木かげ〉 1898年      青木繁 <漁夫晩帰> 1908-10

2018年5月18日 (金)

軽井沢にて

 二日目は8時半に宿を出て軽井沢に向かいました。西から迫って来る雨雲との競争です。軽井沢に着く前に小雨が降ってきました。

軽井沢千住博美術館

 2011年にオープンしたこの美術館は軽井沢の自然となった美しい美術館です。千住博のこれまでの作品・・・初期の伝統的な日本画からおなじみの滝シリーズ、さらに最近の崖シリーズの最新作まで47点が展示されています。

 周囲にはカラーリーフガーデンがあり、色とりどりの木々や草花が植栽されています。

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      サクラソウ       ツツジとスイセン

セゾン現代美術館

 かつて池袋の西武百貨店を中心に展覧会を開いていたセゾンが軽井沢に集約されてオープンしたのが1981年、現在の名称になったのが1991年でした。現代美術の草創期から現在に至る優れた作品を数多く所蔵していますし、日本の現代美術の作品を蒐集するとともに、新進作家の発掘にも努めています。

 パウル・クレー、ミロ、カンディンスキー、ポロック、リキテンスタインなどの名作を観ることができました。

 この美術館は広大な敷地の緑の中にあり、新緑に輝く庭では16の彫刻作品が雨に濡れていました。

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     プロムナード        美術館入り口

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        イサムノグチ〈雲の山〉

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 この後、15世紀末に開業したという長野県最古の旅館 佐久ホテル で鯉のうま煮などのお昼をいただいて一路浜松へ。6時間の長旅でした。

2018年5月17日 (木)

小布施から山田温泉へ

 小布施で最初に立ち寄ったのは北斎館です。

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小布施ミュージアム

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岩松院

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山田温泉

 長野市の東20㎞、小布施に隣接する群馬県境の高山村にあります。松川渓谷に沿って温泉宿があります。この季節は新緑が輝いて美しく、秋は紅葉の名所です。

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宿「風景館」から
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                     山フジが咲く

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  崖の上に立つホテル     八重桜が満開

 山田温泉には温泉宿が8軒あります。われわれが泊まった風景館は創業240年の老舗です。標高860㍍の高地にあるため気温が低く、部屋に入ると電気コタツの電源がオンになっていました。館内各所で暖房がきいていました。

2018年5月15日 (火)

小布施町で:北斎と中島千波

 松本から一路小布施へ。約1時間半の行程です。小布施は北信濃有数の観光地です。人口1万人、面積わずか19㎢の小さな町ですが
いくつもの美術館や栗などの和菓子店があり、観光客で賑わっていました。

北斎館

 北斎の肉筆画や屋台の天井画などがあります。今回、企画展として「超絶技巧 摺物の世界」展が開催されていました。摺物は版画の一種です。狂歌や俳諧に絵を添えた一枚刷りの摺り物絵です。多色刷りで巧みな技巧が施されています。
 小布施には北斎の摺物が多く残されており、今回の企画展になりました。北斎の摺物を数多く見ましたが、精緻な描写、美しい色彩で見事でした。

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           祭屋台の天井画 「男浪」

小布施ミュージアム

 小布施で生まれた中島千波の作品を常時展示する中島千波館と企画展を開く展示室があります。

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         中島千波〈坪井の枝垂桜〉

 企画展では「次代への表現展 ベストセレクション」が開かれていました。1993年から9年間開催された展覧会出品者のうち、その後特に活躍が著しい4人のセレクション展です。その中に、浜松市美術館のコレクションが1点ありました。

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               池田学〈再生〉

ペンで描かれた作品です。想像を絶する時間をかけて制作されています。

岩松院

本堂の大間に北斎が描いた天井画で有名な寺院です。

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           北斎〈八方睨み鳳凰図〉

 せっかくの小布施でしたが趣のある町並みを楽しみながら散策したり、名物の栗おこわや栗を使った和菓子などを買い求める時間がなくて残念でした。
 バスはひたすら山道を登り、山田温泉に向かいました。

2018年5月14日 (月)

「草間彌生展」:松本市美術館

 5/12(土)7:30に浜松を出たバスは正午に松本市美術館に到着。松本は草間彌生の生誕地です。市美術館の開館15周年を記念して郷土が生んだ偉大なアーティストの過去最大規模の展覧会です。5歳の時の作品から昨年制作の作品まで約180点。全館でクサマワールド全開です。

草間彌生は幼時から幻聴や幻覚に悩み、それから逃れるために絵画の制作を始めたとも言われています。アメリカでの厳しく苦しい時代を経て前衛芸術家として評価されるようになります。制作の手法は多様で油彩・水彩・アクリル・ミクストメディアなど・・・。巨大な作品も数多くあります。
 草間と言えば・・・水玉とカボチャ。バスが松本市中心部に入るといたるところに水玉模様がありました。

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           美術館の外壁

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会場の一部は撮影可でした。

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 これらの作品は最新の「わが永遠の魂」シリーズ550枚の一部です。
 最後の空間は「南瓜へのつきることのない愛のすべて」。ミラールームで無数の南瓜が観る人を取り巻く不思議で美しい空間です。

屋外には常設の南瓜があります。

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      屋外にはこのような作品もありました

 今回の旅に参加した19人がそれぞれ1時間余クサマワールドを堪能して小布施へ向かいました。

2018年5月13日 (日)

信州への旅で訪ねた場所

 2日間の信州への旅を終えて今夜8時過ぎに帰ってきました。雨が降り始めたのは5つの美術館をほぼ見終わった頃のことでラッキーでした。

松本で
  時間の関係で松本城には立ち寄らず松本市美術館の草間彌生展へ。松本の街中は水玉模様の旗や幟で埋め尽くされていました。

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       松本市美術館の外壁にも水玉模様

安曇野で
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     残雪の常念岳2867㍍・横通岳2767㍍

小布施 北斎館

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小布施ミュージアム     小布施 岩松院

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山田温泉 風景館      付近の渓谷

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千住博美術館        セゾン現代美術館

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後日詳報します。

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