2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

美術展

2020年12月18日 (金)

浜松市美術館 館蔵品展

 先日館蔵品展を見てきました。浜松市美術館は7,000点を超えるコレクションを所有しています。今回はその中から新収蔵品を含めて47点が出品されています。
 今回の目玉は岸田劉生の作品4点です。市美にとっては貴重な宝物です。中でも<草と赤土の道>は劉生の傑作として有名な国重文<道路と坂と塀>を思わせる構図です。浜松の作品が1915年6月18日、重文が同年11月5日の制作で、浜松の作品の方が5か月早く制作されています。
 そのほか、アクトシティ大ホールの緞帳の原画、宇佐美圭史の<ホリゾント>が目を引きます。コンサートやイベントの時に見慣れた絵です。
 この夏に市美で個展が開かれた仲山計介の作品4点が新収蔵です。そのうち<彩秋>は屏風12面の大作です。

 会期はあと2日、20日までです。70歳以上は無料です。名残の紅葉を見ながらどうぞ。

_20201218-3 _20201218-4
      岸田劉生<草と赤土の道>       宇佐美圭史<ホリゾント> 

 

 

 

2020年10月23日 (金)

「国芳から芳年へ」:浜松市美術館

 幕末の浮世絵師歌川国芳と月岡芳年をはじめとする弟子の作品150点の展覧会です。国芳は武者絵で大成功し、その後幅広い分野で多くの作品を残しました。猫好きな国芳は様々な猫の絵を描いています。そのほかいろいろなアイデアに富む作品があって楽しめます。芳年の作品は20点。最後の浮世絵師と言われた芳年(1839-1892年)は幕末から明治前半の人で、残酷なシーンを描いた血なまぐさい作品が目につきます。浮世絵の多様な内容と様々な技術を見ることができます。すべての作品が撮影可能です。
 土日はかなり混みます。市美のHPで混雑度がわかるようになっていますのでご利用ください。

Img_4313 Img_4343
        国芳<相馬の古内裏>      国芳<里すずめねぐらの仮宿>
                        人の顔がすべて「すずめ」

Img_4335 Img_4339  
         国芳<亀喜妙々>        国芳<としよりのよふな若い人だ>                         顔や手は人の体の集合体

 

2020年10月15日 (木)

~革新する工芸~手の愉悦展

 静岡文化芸大を会場として現在開催中の展覧会です。
静岡県にゆかりのある工芸家30余人の作品が展示されています。分野は陶芸・染織・漆芸・金工・ジュエリー・木工・ガラス・硯石の7つです。
各分野で伝統的技法と現代的感覚の融合の試みが見られて興味深いものがあります。陶芸の分野でも、9人の陶芸家の作品はそれぞれ明確な個性があります。
 会場は西玄関を入ってすぐ右側のギャラリーで、外の歩道から中の様子が見えますし、会場には外の景色や光が入って作品に映っています。
フロアには白くて丸いシールが点々と貼ってあります。この線をたどると、静岡県の輪郭線になります。作品は入り口付近が県西部の浜名湖から天竜で、作家の活動拠点に従って作品が配置されています。奥へ進むと遠州灘からする側へ、さらに伊豆半島へと進みます。面白い発想です。
 金工のジャンルでは文化芸大の山本一樹教授の作品も出品されています。
 コロナ禍で長い間一般の市民の入構を禁止していた大学が半年以上ぶりで校内の一部をを開放しました。私はおよそ1年ぶりで 10/14 午後1時半ごろに行きましたが、あいにく知っている方には会うことができませんでした。

 会期は10/25(日)まで 土日も無休 10:30-18:00 入場無料

Img_4192 Img_4223
         金工 山本一樹                 陶芸

Img_4196_20201015214501 Img_4220
            漆芸                   木工

Img_4203_20201015214701 Img_4231_20201015214701
              染織                七宝

Img_4195_20201015214901 Img_4205
           会場入り口     

 

 

2020年7月22日 (水)

「花と緑の日本画展」:秋野不矩美術館

久しぶりの美術展です。秋野不矩美術館は昨年9月から改修工事のため休館していました。9か月ぶりの開館です。
「花と緑の日本画」展は1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」の会場内パビリオンで開かれた「花と緑・日本画美術館」に、当時の日本画の巨匠50人が新作を出品したうちの46点を展示するものです。制作年は全作品1990年です。

 花と緑がテーマで、伝統的な花鳥画の特徴を楽しむことができます。サクラを描いた作品が多いのですが、それぞれに描き方には特色があります。

 出品画家は、小倉遊亀・上村松篁・吉岡堅二・東山魁夷・高山辰雄・加山又造・中島千波など45人と秋野不矩。秋野の作品はほかに7点出品されています。これらの作品は博覧会の後、佐藤美術館(新宿区)のコレクションになっています。

 館内は密になるほどではありませんが平日の午前としては入館者が多いと感じました。

Img_3317_20200722160001 Img_3318
チラシから             上左:畠中光享<棒華> 上右:秋野不矩<讃華>
左:小倉遊亀<紅梅と古梅>      下中:片岡球子<富士に献花>

Img_3314 Img_3312
左右の屋根の白い部分は修復の箇所     藤森輝信設計の茶室「望矩楼」 

久しぶりの展覧会で心が休まりました。

2020年5月24日 (日)

「仲山計介展」:浜松市美術館

 今年2回目の美術館行きです。4月25日に始まる予定だった展覧会が「コロナ」で延期され、3週間あまり遅れて5月19日が初日でした。
 仲山計介(1948~ )は浜松出身の前衛的日本画家です。浜松西高19回卒。武蔵野美大。東京で教員を務めながら制作活動をしていたとのこ
とです。

 仲山の作品には、武蔵野美大卒業制作の「エオンタ1974」に始まるエオンタ(ギリシャ語で「存在するモノ達」)や島図シリーズ、四季シリーズなどがあります。初期の抽象的な作品に比べて、その後の島シリーズなどでは具象的な風景もあがかれています。岩絵の具のほか、アクリルエマルジョンや「銀などの金属箔を使った作品が多く、鮮やかで力強い表現が特徴です。作者は「再現ではなく表現である」と述べています。

 展示されている31点のすべてが撮影可能になっています。

Img_2504Img_2511_20200524150401
    <エオンタ1974>1974           <彼岸へ>2019

Img_2514Img_2520_20200524150901
       <エオンタ2019>2019        <風神・雷神>2019

Img_2543_20200524151301Img_2537
          <彩秋>2002          <聖地巡行>2020         

                           富士山や浜名湖も

Img_2552_20200524151801Img_2558
<四季日月山水図屏風>2006 10.82mの大作    <春陽山水>1997

私が行ったのは5/22午後です。館内で出会った人は数名で、「密」な状況はまったくありませんでした。

会期は6/14までです。

 

 

                                                                                        

2020年3月22日 (日)

万葉の森公園の春の花

 万葉の森公園(浜北区)で春の花がいろいろ咲いてきました。

枝垂れ桜

Img_1390 Img_8719
高い部分でかなり咲いてきましたが全体としてはこれからです

カタクリ

Img_8713 Img_1375
               小さくてかわいいカタクリです

イカリソウ

Img_1395 Img_1397

Img_1382 Img_1380
           アミガサユリ               アセビ

Img_8716 Img_1378_20200322202301
                   ニワウメ

 

 

2019年3月16日 (土)

大城貞夫版画展&浜松市美術館名品コレクション展

 大城貞夫は浜松市出身の版画家です。浜松工業OBで、後に母校の教員も務めています。この展覧会には104点が出品されています。

 浜松市内各所の情景を描いた多くの作品や京都を描いた作品は詩情豊かで魅力的です。
展覧会のチラシから

1_2
          ①       ②      ③   ④
                             ⑤
①<EARLY SPRING-早春> 大城貞夫
②<東海道五十三図絵 荒井名ぶつかば焼> 歌川広重
③<再生> 池田 学
④<金銅普賢菩薩半跏像>
⑤<国鉄品川> 中村宏

名品コレクション展
 91点出品。
歌川広重8点・司馬江漢・尾形乾山・竹内栖鳳・川合玉堂・中村岳陵・小出楢重
藤島武二・岡田三郎助・和田英作・曾宮一念・北川民次・棟方志功・絹谷幸二・
千住博・・・近代以降の日本の美術を代表する画家たちの作品を楽しむことができます。

 なお、作品の一部はyoutubeで公開されています。 

浜松市美術館で4月3日までです。

   
     

  

2019年2月 1日 (金)

お宝総出品:MOA美術館

 熱海では梅と桜を見た後、みごとに整備された駅ビルでおいしいお昼をいただきました。梅の季節にはMOA美術館で尾形光琳の傑作<紅白梅図>が展示されるのでタクシーで向かいました。この美術館には5年ぶりです。
 今開かれているのは、「リニューアル3周年記念名品展」です。MOAのコレクションのうち89点が出品されています。そのうち、国宝3点・重文22点という豪華な内容です。
国宝 尾形光琳<紅白紅白梅図屏風>

Img_1487_3
                      左隻

Img_1488_2
                   右隻

見慣れた国宝の名画ですが、何度見てもすばらしい作品です。左隻の白梅と右隻の紅梅の木の大胆な構成、梅花の微妙な表現、水流の大胆で力強く、また美しい表現など、全体として日本画を代表する傑作です。

国宝 野々村仁清 <色絵藤花文茶壷>

Img_1483_2

Img_1485 Img_1484

国宝 <手鑑 翰墨城>

Img_1494 Img_1495
          古筆三大手鑑の一つ。古筆切311葉

重要文化財

Img_1492 Img_1479
      <山水人物蒔絵手箱>          <樵夫蒔絵硯箱>

Img_1490_2
            <洋人奏楽図屏風>桃山時代 日本人の作

Img_1497 Img_1503
<弥陀如来及両脇侍座像> 平安時代      <色絵桃花文皿 鍋島>

 その他にも幅広い分野の優れた作品が数多く出品されていて見ごたえがあります。作品はすべて撮影可です。
会期は3月12日までです。

Img_1456 Img_1513
             長くて美しいエスカレーターの空間

Img_1461_2
              穏やかな海に初島が浮かんでいました

2019年1月 7日 (月)

今年期待の美術展②

今年後半の展覧会から

21 特別展 三国志 東京国立博物館 7/9-9-16
22 原三渓の美術 伝説の大コレクション 横浜美術館 7/13-9/1
23  みんなのミュシャ Bunkamura 7/13-9-29
24  円山応挙から近代京都画壇へ 東京芸大美術館 8/3-9/29
25  カラヴァッジョ展 名古屋市美術館 10/26-12/15
26 没後90年記念 岸田劉生展 東京ステーションG 8/31-10/20
27 コートルード美術館展 都美術館 9/10-12/15
28 オランジュリー美術館コレクション 横浜美術館 9/21-1/13
29  フランス絵画の精華 冨士美術館 10/5-1/19
30 ゴッホ展 上野の森美術館 10/11-1/13
31 リヒテンシュタイン侯爵家の華麗なコレクション Bunkamura10/12
32 ハプスブルク展 西洋美術館 10/19-1/26
33 特別展 ミイラ 国立科学博物館 11/2-2/24
34 大浮世絵展 江戸東京博物館 11/19-1/19

25,27,30,32等が話題になりそうです。

2019年1月 5日 (土)

今年期待の美術展①

2019年に開催される予定の美術展を開催順に紹介します。
現在開催中
1 ルーベンス展 国立西洋美術館 ~1/20
2 ムンク展 都美術館 ~1/20
3 国立トレチャコフ美術館蔵 ロマンティック・ロシア Bunkamura ~1/27
4 フェルメール展 上野の森美術館 ~2/3
これから開催
5 新・北斎展 森アーツセンター 1/17~3/24
6 奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド 都美術館 2/9~4/7 
7 ラファエル前派の軌跡展 三菱一号館美術館 3/14~6/9
8 大徳寺龍光院 国宝 窯変天目 MIHO MUSEUM 3/21~5/19 
9 印象派、記憶への旅 ポーラ美術館 3/23~7/28
10 特別展 国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅 東京国立博物館 3/26~6/2
11  アイチアートクロニクル 愛知県美術館 4/2~6/23
12 ギュスターヴ・モロー展 パナソニック汐留 4/6~6/23 ⇒あべのハルカス 7/13~9/23
13 印象派からその先へ 名古屋市美術館 4/9~5/26 ⇒三菱一号館 10/30~1/20
14 奇跡の芸術都市バルセロナ展  静岡市美術館 11/12~1/19
15 特別展 国宝 一遍聖絵と時宗の名宝 京都国立博物館 4/13~6/9
16 国宝の殿堂 藤田美術館 奈良国立博物館 4/13~6/9
17 クリムト展 ウィーンと日本 1900 都美術館4/23~7/10⇒豊田市美術館 7/23~10/14
18 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 国立新美術館 4/24~8/5 
19 速水御舟 山種美術館 6/8~8/4
20 松方コレクション展 国立西洋美術館 6/11~9/23  
これらのうち、特に注目されるのが開催中の2と3.
これから開催の6と17は相当な混雑が予想されます。
日本美術の名品を集めた展覧会が5、6、8、10、16、19と数多く開かれます。
6の奇想の系譜展は、若冲、蕭白などの名品が数多く出品される注目の展覧会です。
(続く)
 

より以前の記事一覧