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文化・芸術

2017年4月 8日 (土)

大英自然史博物館展:国立科学博物館

 今年注目の展覧会です。ロンドンにある大英自然史博物館は収蔵品約8,000万点で入館者は毎年500万人を超えるとのこと。その博物館から貴重な標本や資料など370点が出品されています。

①非常にまじめな展覧会です。
②大変勉強になります。
③貴重な資料を興味深く観ることができます。
④館内で撮影できます。

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         始祖鳥:ロンドン標本
この個体だけは脳と三半規管が復元されています

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ガラスで作られたマダコの模型。19世紀後半この博物館のために超絶技巧で制作された。生きているときの色彩も忠実に表現

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日本からの世界的な標本 ㊧世界一大きいタカアシガニ
㊨輝安鉱 西条市市之川鉱山産出。大型の結晶が数多く付いた標本

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人類史に残る偽人類の頭骨と下顎骨=ピルトダウン人。1912年発見。1950年代に偽物と判明。頭骨は現代人、下顎骨は現在のオランウータンのもの。偽物を作ったのは発見者でした。

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31.5カラットのサファイア      呪われたアメジスト

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      ダーウィン「種の起源」自筆原稿

この展覧会では大英自然史博物館の設立にかかわった人物と業績の紹介、かかわりのある資料の展示やこの博物館の理念を明確に紹介するとともに、自然科学の発展に貢献した偉大な科学者の紹介など、文字通り「自然史」の重要なポイントを教えてくれます。

 3月18日に始まった展覧会ですが、学校の春休みということで平日でもかなりの混雑。博物館では長時間の行列を避けるために整理券方式を採用しました。受付で入場券を提示すると入場整理券をくれます。入場できる時間が15分刻みで印刷されています。入場時間まではフリーですから食事でも買い物でお花見でもできます。
昨年の「若冲展」で6時間以上も列に並んだような過酷なことはなくなります。

 私が観たのは4日(火)でした。東京着8時40分。科学博物館着は開館1分前の8時59分。さっそく入場整理券を受け取りました。
9:00-9:15でした。実際に入場したのは9時8分。春休みの終わりで親子連れも多かったのですが、この日は終日それほど混まないようでした。

2017年3月21日 (火)

春の日本文学の旅:詳報②大野原神社&勝持寺

 十輪寺から一度桂へ戻り、京料理のお店「三上」でお昼をいただきました。

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大原野神社

 ふたたび大野原へ。大野原神社は紫式部が氏神と崇めこの大原野の地をこよなく愛したとされています。小塩(おしお)山の麓にあるこの地について紫式部が詠んだとされる歌があります(紫式部集)。

 ここにかく 日野の杉むら埋む雪 小塩の松に 今日やまがえる

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猿沢の池を模した鯉沢の池     藪椿

勝持寺

 「花の寺」として知られる寺です。境内には約100本の桜がありみごとな眺めだと思われますが、4月上旬の花の季節には車はもちろん歩いてもなかなか近づけないとのことです。
 西行法師がこの寺で出家したと伝えられています。「花の寺」の”花”は西行が愛でた桜のことです。

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           中央が「西行桜」

       地にとどく 西行桜したしけれ 虛子

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    まだ固いつぼみ       「桜の園」

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     梅の小枝          ふきのとう

 桜が満開の姿を想像しながらお庭を歩きました。

 花見んとむれつつ人の くるのみぞ あたらさくらの
 とがにはありける                 西行法師

2017年3月19日 (日)

春の日本文学の旅:詳報①十輪寺

 今回の「日本文学の旅」は京都洛西の大原野へ。10時にマイクロバスで京都駅八条口発。まず十輪寺へ。在原業平ゆかりの寺院で、業平終焉の地と伝えられています。通称「なりひら寺」。
 本堂は1750年の再建で、屋根は珍しい鳳輦形です。2017_03180031
   本堂の右が「なりひら桜」。樹齢推定200年

 この桜は2014年春、JR東海の「そうだ 京都、行こう」のCMで放送されました。このCMの撮影のためにその前年、3日間貸切にしたとのことです。
 この日はまだつぼみが固く、開花は4月に入ってからだと思われます。

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「三方普感の庭」。場所を変えて三か所から見ると様々な想いを感じさせる。「なりひらの桜」はここに立っています。

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   「なりひらの桜」       在原業平の墓

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塩窯(復元)。業平が晩年に塩焼きを楽しんだという窯

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ネコの「序音(ジョネ)」。岩合光昭の「ネコ歩き」で放送されました。

 「なりひら桜」が満開の時に行ってみたいのですが、交通不便でなかなか大変そうです。

2017年3月18日 (土)

春の日本文学の旅:京都

 静岡文化芸大二本松教授の聴講生の「日本文学の旅」・・この春は京都でした。すべて二本松先生の企画と現地でのガイドによるものです。

 14人の仲間が参加し、京都駅から貸切バスで洛西(らくさい)へ。今日訪ねたのは①十輪寺 ②大原野神社 ③勝持寺 ④首塚大明神 
⑤トロッコ列車。

 十輪寺は2014年にJR東海の「そうだ 京都、行こう」のCM春バージョンで登場した寺院です。

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2014年のポスター。みごとな「なりひら桜」です。

今日の十輪寺

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本堂の右に見える木が上のポスターの「なりひら桜」。つぼみが硬く開花まで2週間ぐらいかかりそうです。

 今日旅については後日詳報します。

2017年3月15日 (水)

「井伊直虎と湖北の戦国時代」展:浜松市博物館

 NHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」はこれまでに10回が終わり、今後の展開がますます楽しみになっています。地元浜松では市内各所で多様なイベントが開催されて多くの人で賑わっています。
 市博物館のこの企画展もその一つです。

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 このチラシ中央の文字が直虎の唯一の直筆とされる署名と花押です。市指定文化財の「井伊直虎関口氏経連署状」(峰前神社文書)。この展覧会に出品されています。

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 展覧会は戦国時代の湖北(浜名湖北岸一帯)関連の地図や古文書が展示されています。古文書には簡単な解説もありますが、古文書そのものが読めないのでなかなか十分な理解はできません。出品されている資料の目録も用意されていません。
 会期は4月9日までです。

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            浜松市博物館

2017年1月28日 (土)

「レディーサムライ 直虎」

 NHKの大河ドラマ「おんな城主直虎」は明日で4回目を迎えます。視聴率がじりじりと下がっているのが気になります。浜松では地域の魅力、文化、物産を全国に売り出す千載一遇のチャンスとして市をあげてPRに努めています。

 今日は退職教職員を対象とした講演会が開かれました。講師は「直虎」の地元で長年教職生活を送り、文化財の保護にも力を尽くしている柴田さんでした。柴田さんは10年ほど前にNHK静岡放送局を訪ねて直虎のドラマ化の話をしたとのことですが、その時はまったく反応がなかったというエピソードを披露してくれました。
  講演では直虎の生涯を画面と語りでわかりやすく伝えてくれました。

 講演に続いて薩摩琵琶による弾き語りが披露されました。琵琶歌は「直虎 仏坂の段」と、「桶狭間」の2曲。琵琶の演奏も琵琶歌もほとんど聴く機会がない珍しいものです。

 もう一つ、国指定重要無形民俗文化財の「寺野のひよんどり」の曲が篠笛で演奏されました。数百年前から伝えられている地域の文化が今もなお伝承されているのは貴重なことです。代々受け継いでいるというお二人の見事な演奏でした。

 「直虎」についての講演だけでなく、伝統文化、伝統音楽も交えた今日の講演会は伝統文化保存の活動に熱心に取り組まれている柴田さんならではのすばらしい内容でした。
 主催者から「高齢者の社会活動、生きがい作りのお手本」という謝辞がありましたがまさしくそのとおりです。

 「直虎」がますます楽しみです。

2016年9月24日 (土)

文学と歴史の旅②海野宿から上田城へ

 浜松から東御(とうみ)市までバスで5時間30分の長い行程です。雲が低く垂れ込め雨が降り続く中、どこを見ても山の稜線などは見えません。

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     雨の中央道       晴れていれば・・・(2010/2)

 イタリアンレストランで先生と合流してランチです。

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コスモスに囲まれたすてきなレストランでした。地ビールや信州のワインもなかなか美味でした

白鳥神社
 東御市海野宿の入り口にあります。この神社前を流れる千曲川の河原で木曾義仲が1181年に平氏討伐のために挙兵しました。

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    義仲が挙兵した白鳥神社前の千曲川

それから400余年後、真田氏が氏神として奉祀した白鳥神社

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     義仲の挙兵について先生のお話を聴く

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海野宿=北国街道の宿場

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            卯建があがる町

上田城跡

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    真田丸、真田丸・・・  真田丸ドラマ館はパスしました

上田城は1583年に真田昌幸が築城、二度に渡る上田合戦で徳川軍に打ち勝ったのですが、関ヶ原で敗れた後、1601年に破却されました。

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                          堀

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          天守台跡で、先生の解説を聴く

2016年9月23日 (金)

文学と歴史の旅①

 静岡文化芸大で二本松先生の「日本文学」に関する科目を聴講した社会人聴講生の仲間が、先生に案内していただいて「平家物語」に関係した地を訪ねる旅・・・ほぼ1年半ぶりの旅は先生の故郷信州を訪ねました。

 あいにく9月22日、23日とも雨で、安曇野からのアルプス野山並みも先生の故郷戸隠の連山もまったく見えず残念でした。 

 今年は「平家物語」とともに「真田丸」を訪ねる旅でもありました。

 訪ねたところは、①海野宿と白鳥神社 ②上田城 ③横田河原 ④戸隠神社中社・宝物館 ⑤松代城 ⑥真田宝物館 などです。

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    濁流の千曲川     雨の北国街道海野宿

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              上田城

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              戸隠神社中社
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            松代城

 今夜9時に帰宅。続報はまた後日。

2016年7月29日 (金)

ふじのくに地球環境史ミュージアム

 ASN(アクティブ シニア ネット)のメンバー10人で、この3月静岡市にオープンした「ふじのくに地球環境史ミュージアム」を訪ねました。静岡県が整備した県立の自然系博物館です。テラスでの昼食の後、専門職員による解説を聞きながら2時間半を超える長い時間を過ごしました。

 素晴らしい博物館でした。ふじのくに=静岡県の姿・形・成り立ちや多様な生物たちの様子が子どもでもよくわかるように、30万点に及ぶ標本から選んだ資料を展示しています。見学者が自分の目で見て考え理解することを大切にするため、解説文は短く、ラベルの文字は極小です。
 わからないことがあればスタッフに聞くと対応してくれます。

 「地球環境史」とは、人と自然の関係の歴史のことです。過去を振り返ると共に、未来を考える・・・未来の豊かさとは何かを考えることです。

 展示室は1~10まであります。そのうち№1は地球環境史の導入2~8は数多くの標本展示、9は参加者が地球環境会議のテーブルを囲んで環境問題を考えるスペースです。この日のテーマは「1日200㍑の水を使っている人が20㍑しか使えなくなった場合、入浴はどうするか」という問題について一人ずつ自分の意見を述べました。10は100年後の静岡が豊かであるために今自分たちは何ができるかを考えるコーナーです。

 建物が元高校校舎であることもこのミュージアムの大きな特色の一つです。2013年に30年の歴史を閉じた県立静岡南高校です。耐震工事や改修を行い、教室を展示室とし、生徒たちが使っていた机や椅子が展示のために使われています。みごとに生まれ変わっています。

 生まれ変わって誕生したこのミュージアムが、オープン後わずか
100日の7月7日に、DSA 日本空間デザイン賞2016 大賞に輝きました。日本空間デザイン協会が主催するこの賞の50年目の記念すべき年に応募総数785の中から選ばれたことは特記すべきことでしょう。

 施設・設備・内容がいずれも優れたこのミュージアムを一人でも多くの方に見ていただきたいと思います。

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ケースの中で2台の学習机が脚と脚を重ね合わせて
使われています

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      四角い椅子は理科室用です

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         様々な標本があります

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小さな昆虫の標本作製や修復が行われていました

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浜松市佐浜で発見されたナウマン象の顎骨の模型

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           鮮やかな映像

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             展示室

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          コウモリの骨格

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             玄関

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             外のテラス

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         「学校」の風景です

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    授業を受けている生徒の気分です

2016年6月 1日 (水)

日本一美しい仏像 国宝十一面観音

 渡岸寺観音堂(長浜市高月町)の国宝十一面観音は日本一美しい仏像彫刻と言われています。5月28日午後拝観しました。

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   高さ195㌢          美しいお顔です

右足を少し前に出し、右の腰を少しひねったスタイルです。十一面は本面と頭上面、左右に三面ずつと後ろに三面。
 
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 後ろの面は暴悪大笑面で、怒っているのか笑っているのか・・・
不思議な表情です。
 収蔵庫の中では背面にも回って360度拝観できます。
 制作年代は平安時代初期で作者不詳です。戦乱の戦国時代には地域の人たちが観音様を護るために、地中に埋めて難を逃れたとか・・・。後背などは失われています。

 十一面観音の国宝は室生寺をはじめ近畿地方に7体ありますが、この十一面観音はその中でももっとも優れた仏像で、日本の彫刻の中で一番美しいと言われています。

 地元のガイドの詳しい説明を聞いた後、拝観しました。慈愛に満ちたお顔、妖艶な感じもする肢体。一木造りのみごとな観音様に感動しました。

 ここに至るまで豐田市美術館から130㎞の回り道をしたのですが、それだけのことはありました。

 この観音像は長浜市高月町渡岸寺の向源寺にある渡岸寺(どうがんじ)観音堂に安置されています。

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                    本堂の左に収蔵庫があります

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