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文化・芸術

2021年8月14日 (土)

海に飛ばされた草間彌生の<南瓜>

 瀬戸内海のアートの島=直島の突堤に設置されていた草間彌生の<南瓜>が台風9号による風と波で台座から離れて海中に落ち、波にもまれて3つに割れたということです。ベネッセの職員が回収したということですが、修理が可能なのかどうか心配になります。直島のアート作品の中でも人気の高い作品で、直島を訪ねた人はみんな見ているはずです。<南瓜>が無事に復元できますように。
 
 私がこの<南瓜>を見たのは10年前の2011年5月のことです。静岡文化芸大聴講生の仲間「ミレーの会」のメンバー23人と一緒に訪ねました。
この時も台風が接近していました。小雨の中、傘をさしながら<南瓜>を見ました。ホテルのテラスからも遠くに望むことができました。船の着く港にはもう一つの赤い<南瓜>がありますが、これは無事だったようです。
 2日目、降りしきる雨の中いろいろなアート作品を見て回りましたが、ホテルが私たちのためにバスを無料で出してくれました。港まで送ってくれました。宇野へ渡る船は私たちが乗った便が最終で、その後は台風で欠航になりました。

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    小雨の中の<南瓜>2011/5/28        ホテルのテラスからの遠望

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     台座だけ残っているようです

 

2020年3月22日 (日)

万葉の森公園の春の花

 万葉の森公園(浜北区)で春の花がいろいろ咲いてきました。

枝垂れ桜

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高い部分でかなり咲いてきましたが全体としてはこれからです

カタクリ

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               小さくてかわいいカタクリです

イカリソウ

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           アミガサユリ               アセビ

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                   ニワウメ

 

 

2019年2月12日 (火)

浜松4位の今田篤リサイタル

 過去最高の盛り上がりを見せた第10回浜松国際ピアノコンクールが終わって2か月半。その時の情景がまだ鮮明に思い出されます。
 そのコンクールで4位に入賞した今田篤のリサイタルが出身地の掛川で行われました。会場は「かねもティーカルチャーホール」です。

 この日のリサイタルはヴァイオリンの日比恵三とのデュオです。日比も掛川出身で、今田と日比は幼稚園・東京芸大付属高・東京芸大と同じ道を歩んできました。今田が1級上とのこと。幼稚園でも二人で演奏したことがあるそうです。その気の合った二人が郷里で行うデュオリサイタルということで、会場は満席でした。
プログラム
・バッハ       フランス組曲第6番ホ長調 BWV817
・サラサーテ    モーツァルトの「魔笛」による演奏会用演奏曲 Op.54
・ドヴォルザーク マズルカホ短調Op.49
・ショパン      華麗なる大円舞曲変ホ長調 Op.18
・シューマン       ヴァイオリンソナタ第1番イ短調Op.105
 サラサーテの曲は、「魔笛」のアリアの名曲がヴァイオリンで次々と演奏されるという楽しい曲でした。
 ショパンの曲を今田は自信に満ちた表情で演奏しました。
 すでに国内外で活躍している今田ですが、浜松での4位入賞でますます活躍の場が広がるでしょう。
 会場の かねもティーカルチャーホール については別途紹介します。

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2018年11月25日 (日)

第10回浜松国際ピアノコンクール

 24日、本選2日目の演奏を会場で聴きました。席は1階5列17番。ピアニストまで数㍍の距離で指の動きもよく見えます。

 最初に登場したのは今田篤(掛川)。今田君のお父さんは高校時代に私が担任をした教え子です。前回に続いて2度目の挑戦。前回は一次敗退でしたが今回はみごとに最終本選に残りました。
 曲はおなじみのチャイコフスキー ピアノ協奏曲1番。最初はかなり緊張した様子で弾き始めましたがやがて快調に。約35分でみごとに弾き終わりました。

 2人目は韓国のイ・ヒョク 曲はラフマニノフの3番。
 3人目はトルコのチャクムル 曲はリストの1番。オーケストラとよく合ってみごとな演奏でした。会場からブラボーの声。

 6時からの表彰式は大ホール1階がほぼ満席で2階も開放されるほどの大入りでした。市長のあいさつまで聴いたところで残念ながら夕食会場へ移動。携帯で生中継を見て順位を確認しました。

 優勝はチャクムル 2位は牛田智大 3位イ・ヒョク 今田君は4位でした。聴衆賞は牛田智大。

 夕食会の席で音楽評論家の先生のお話を伺うと、本選の6人が全員男性でそのうち4人が日本人という、これまでにない結果になったことから、「国際」コンクールとしては日本人の優勝は避けたのではないかということでした。それだけでなく、優勝したチャクムルがオーケストラとよく合って、オーケストラが気持ち良く演奏していたことが高く評価されたのではないかということです。
 聴衆から圧倒的に支持され、注目された牛田は日本人最高の2位になり、実力を示しました。

 節目の第10回を迎えた今回は、一次予選からチケットが完売というこれまでにない盛況で、大いに盛り上がりました。

 入賞者をはじめ、88人の出場者がこれから世界各地で活躍することを祈ります。

 なお本選のピアノはカワイとヤマハが3人ずつで優勝のチャクムルはカワイでした。

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                                          バラ3つが本選へ

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私の席から。ピアノはヤマハ  カワイのピアノ調律中

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アクトタワーの上に夜半の月

2018年6月11日 (月)

映画「大英博物館プレゼンツ 北斎」:シネマe~ら

2017年5月~8月、大英博物館で開催されて大きな話題となった天才絵師北斎についてのドキュメンタリーです。

海外ではもっともよく知られている the Big Wave =「富獄三十六景 神奈川沖浪裏」の大胆な構図、浪や水の描き方、小さな富士山など、この絵の魅力をいろいろな角度から検証します。4Kカメラで撮影された精緻な画面がスクリーンに広がり、専門家が解説してくれます。赤富士=「富嶽三十六景 凱風快晴」についてもいろいろな角度から解説があります。

 5、6歳の頃から88歳で没するまで毎日筆を執り続け、3万点を超える作品を制作したとされる北斎の魅力を多くの作品で紹介してくれます。
 動植物の描写や役者絵などにも優れ、ゴッホ・モネなどにも大きな影響を与えた北斎の偉大な画業を知ることができます。

 後半は大英博物館で開かれた北斎展の展示会場で多様なジャンルの作品を見ながら移動
するスタイルになります。
 キュレーターや専門の学者、画家、陶芸家、コレクターなどの専門家の解説が次々と字幕で紹介されてかなり忙しくなります。ロンドンので展覧会の後、昨年秋に大阪アベノハルカス美術館で北斎展が開催されました。ミレーの会のメンバーで10月にゆっくりと観ることができて堪能したことを思い出しました。

 この映画の上映は15日までです。11時30分~13時。

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2018年5月30日 (水)

富士山世界遺産センター

 わが町のシニアクラブのバス旅行で県東部へ出かけました。梅雨入り間近で朝から雨の予報が出ていました。富士山が見えることは諦めていたのですが・・・。

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  東名由比付近から      遺産センター(左)前から

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    遺産センター最上階展望ホールから

 時折小雨がぱらつく中で、いずれも富士山のシルエットが辛うじて見えるという感じでした。

遺産センターで

 逆円錐形の形をしたユニークなセンターの中に入るとゆるやかならせんスロープになっていて、壁面には山麓から頂上に至るまでの
富士山の風景が投影されています。富士山に登ったことのない人でも登山の雰囲気を味わうことができます。

 また、展示室では信仰、芸術、生態系などいくつかの分野でタッチパネルなどによる展示が行われており、興味深い内容で楽しめるのですが、たんねんに観ているとかなりの時間がかかります。

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            壁面の投影画面

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     タッチパネル

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           美しいフォルムです

  見応えのあるすばらしい施設です。よく晴れて眼前に富士山が見える時は感動することでしょう。

2018年5月17日 (木)

小布施から山田温泉へ

 小布施で最初に立ち寄ったのは北斎館です。

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小布施ミュージアム

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岩松院

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山田温泉

 長野市の東20㎞、小布施に隣接する群馬県境の高山村にあります。松川渓谷に沿って温泉宿があります。この季節は新緑が輝いて美しく、秋は紅葉の名所です。

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宿「風景館」から
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                     山フジが咲く

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  崖の上に立つホテル     八重桜が満開

 山田温泉には温泉宿が8軒あります。われわれが泊まった風景館は創業240年の老舗です。標高860㍍の高地にあるため気温が低く、部屋に入ると電気コタツの電源がオンになっていました。館内各所で暖房がきいていました。

2018年5月15日 (火)

小布施町で:北斎と中島千波

 松本から一路小布施へ。約1時間半の行程です。小布施は北信濃有数の観光地です。人口1万人、面積わずか19㎢の小さな町ですが
いくつもの美術館や栗などの和菓子店があり、観光客で賑わっていました。

北斎館

 北斎の肉筆画や屋台の天井画などがあります。今回、企画展として「超絶技巧 摺物の世界」展が開催されていました。摺物は版画の一種です。狂歌や俳諧に絵を添えた一枚刷りの摺り物絵です。多色刷りで巧みな技巧が施されています。
 小布施には北斎の摺物が多く残されており、今回の企画展になりました。北斎の摺物を数多く見ましたが、精緻な描写、美しい色彩で見事でした。

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           祭屋台の天井画 「男浪」

小布施ミュージアム

 小布施で生まれた中島千波の作品を常時展示する中島千波館と企画展を開く展示室があります。

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         中島千波〈坪井の枝垂桜〉

 企画展では「次代への表現展 ベストセレクション」が開かれていました。1993年から9年間開催された展覧会出品者のうち、その後特に活躍が著しい4人のセレクション展です。その中に、浜松市美術館のコレクションが1点ありました。

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               池田学〈再生〉

ペンで描かれた作品です。想像を絶する時間をかけて制作されています。

岩松院

本堂の大間に北斎が描いた天井画で有名な寺院です。

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           北斎〈八方睨み鳳凰図〉

 せっかくの小布施でしたが趣のある町並みを楽しみながら散策したり、名物の栗おこわや栗を使った和菓子などを買い求める時間がなくて残念でした。
 バスはひたすら山道を登り、山田温泉に向かいました。

2018年5月14日 (月)

「草間彌生展」:松本市美術館

 5/12(土)7:30に浜松を出たバスは正午に松本市美術館に到着。松本は草間彌生の生誕地です。市美術館の開館15周年を記念して郷土が生んだ偉大なアーティストの過去最大規模の展覧会です。5歳の時の作品から昨年制作の作品まで約180点。全館でクサマワールド全開です。

草間彌生は幼時から幻聴や幻覚に悩み、それから逃れるために絵画の制作を始めたとも言われています。アメリカでの厳しく苦しい時代を経て前衛芸術家として評価されるようになります。制作の手法は多様で油彩・水彩・アクリル・ミクストメディアなど・・・。巨大な作品も数多くあります。
 草間と言えば・・・水玉とカボチャ。バスが松本市中心部に入るといたるところに水玉模様がありました。

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           美術館の外壁

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会場の一部は撮影可でした。

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 これらの作品は最新の「わが永遠の魂」シリーズ550枚の一部です。
 最後の空間は「南瓜へのつきることのない愛のすべて」。ミラールームで無数の南瓜が観る人を取り巻く不思議で美しい空間です。

屋外には常設の南瓜があります。

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      屋外にはこのような作品もありました

 今回の旅に参加した19人がそれぞれ1時間余クサマワールドを堪能して小布施へ向かいました。

2018年5月13日 (日)

信州への旅で訪ねた場所

 2日間の信州への旅を終えて今夜8時過ぎに帰ってきました。雨が降り始めたのは5つの美術館をほぼ見終わった頃のことでラッキーでした。

松本で
  時間の関係で松本城には立ち寄らず松本市美術館の草間彌生展へ。松本の街中は水玉模様の旗や幟で埋め尽くされていました。

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       松本市美術館の外壁にも水玉模様

安曇野で
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     残雪の常念岳2867㍍・横通岳2767㍍

小布施 北斎館

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小布施ミュージアム     小布施 岩松院

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山田温泉 風景館      付近の渓谷

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千住博美術館        セゾン現代美術館

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後日詳報します。

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