2019サクラだより 30 静岡文化芸大で
静岡文化芸大2019年度前期の授業が今日から始まりました。昨年度後期はお休みしたので半年ぶりの復帰です。今期聴講するのは西田かほる先生の「日本文化論」です。今日は最初の授業ということでガイダンスでした。授業の進め方や評価の方法などについての説明の後、「桜」についての講義でした。ちょうど大学の内外でサクラが満開になっている季節で、その桜にかかわる日本人の文化の変遷を古代から現代まで考察するという内容で、興味深く拝聴しました。
桜の自生種は日本9種(大島桜・江戸彼岸・大山桜・豆桜など)、中国33種、ヒマラヤ3種、北米2種など。大半がアジアであること。ソメイヨシノのような園芸種は340種あること。
桜に対する日本人のイメージは時代によって大きく変わってきた。古代は咲き誇る桜に生命力や生産などのイメージを。中世には散りゆく桜にもののあわれや無常観など。近世には桜が物見遊山の対象となり観桜が始まった。明治になると軍国主義の表象に。現代は娯楽としての花見。平和と友好の証しとしての桜。ソメイヨシノが生まれたのは江戸末期であるからそれまでの桜はそれ以外の在来種であった。
このように、桜ひとつとってみても日本の文化をいろいろな観点から考察することができます。これからの授業が楽しみです。1限の授業で1年生にとってはこの大学で最初の授業でした。
授業の後、久しぶりに学内外を散歩しました。満開の桜を見ながら授業のことを振り返りました。屋上に上がって浜松市街を眺めました。
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