フェルメール展①
この秋もっとも話題になっているフェルメール展を観てきました。上野の森美術館です。一つの部屋に日本ではこれまでで最多の8点が展示されています。
その8点です。制作年代順
①マルタとマリアの家のキリスト 1654-1655年頃
フェルメールの作品の中で最大 158.5×141.5
聖書に取材した唯一の作品
②牛乳を注ぐ女 1658-1660年頃
もっともよく知られた作品。二度目の来日
流れるミルク、パン、籠、布などの質感がみごとです
③ワイングラス 1661-1662年頃
④リュートを調弦する女 1662-1663年頃
床にはヴィオラ・ダ・ガンバと楽譜が置かれています
外に向けた視線の先は?
⑤真珠の首飾りの女 1662-1665年頃
⑥手紙を書く女 1665年頃
⑦赤い帽子の娘 1665-1666年頃
⑧手紙を書く婦人と召使い 1670-1671年頃
展示室に入るとこれらの作品が一目で見渡せます。
なお、初来日の〈取り持ち女〉は1月9日から2月3日まで出品されます。
現存するフェルメールの作品は疑問作も含めて37点前後とされています。大阪会場を含めると、そのうちの10点が今回出展されることになり、日本美術史上最大のフェルメール展になりました。
日本でのフェルメール展
フェルメールの作品が日本で初めて公開されたのは1968年のことでした。(〈デイアナとニンフたち〉)
その後、1974,1984 1987,1999年にそれぞれ公開されています。
21世紀になってフェルメールの人気が高まり、2年に一度ぐらいの頻度で彼の作品を見る機会ができました。
2008に東京都美術館で開かれたフェルメール展には7点が出品されて連日満員の盛況でした。今回はそれを上回る点数が出品されて人気を博しています。
来日点数
今回展を含めて彼の作品37点のうち24点が来日しています。
複数回来日した作品は
4回 手紙を書く女 ディアナとニンフたち
3回 真珠の耳飾りの少女 リュートを調弦する女 恋文
手紙を書く夫人と召使い
2回 マリアとマルタの家のキリスト 窓辺で手紙を読む女
牛乳を注ぐ女 真珠の首飾りの女 物理学者
私が見た作品 来日した作品24点のうち20点
見ていない作品は・・聖プラクセディス 取り持ち女 天秤を持つ 女 水差しを持つ女 の4点
ずいぶん多くの作品を見てきたものです。
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