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2018年11月19日 (月)

フェルメール展①

 この秋もっとも話題になっているフェルメール展を観てきました。上野の森美術館です。一つの部屋に日本ではこれまでで最多の8点が展示されています。
 その8点です。制作年代順

①マルタとマリアの家のキリスト 1654-1655年頃

Photo_6
フェルメールの作品の中で最大 158.5×141.5
聖書に取材した唯一の作品

②牛乳を注ぐ女 1658-1660年頃

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   もっともよく知られた作品。二度目の来日
 流れるミルク、パン、籠、布などの質感がみごとです

③ワイングラス 1661-1662年頃

Photo_8
     いろいろな寓意が込められている絵です

④リュートを調弦する女 1662-1663年頃 Photo_13
床にはヴィオラ・ダ・ガンバと楽譜が置かれています
外に向けた視線の先は?

⑤真珠の首飾りの女 1662-1665年頃

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鏡に向かって身支度中です。おないみの黄色いドレス

⑥手紙を書く女 1665年頃

Photo_15
絵を見る人が見詰められています。黄色い上着

⑦赤い帽子の娘 1665-1666年頃

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            初来日。強烈な光
 この作品の展示は12月20日までです。

⑧手紙を書く婦人と召使い 1670-1671年頃

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      召使いは腕を組んで視線は窓の外に

 展示室に入るとこれらの作品が一目で見渡せます。

 なお、初来日の〈取り持ち女〉は1月9日から2月3日まで出品されます。

 現存するフェルメールの作品は疑問作も含めて37点前後とされています。大阪会場を含めると、そのうちの10点が今回出展されることになり、日本美術史上最大のフェルメール展になりました。

日本でのフェルメール展

 フェルメールの作品が日本で初めて公開されたのは1968年のことでした。(〈デイアナとニンフたち〉)
 その後、1974,1984 1987,1999年にそれぞれ公開されています。
 21世紀になってフェルメールの人気が高まり、2年に一度ぐらいの頻度で彼の作品を見る機会ができました。

 2008に東京都美術館で開かれたフェルメール展には7点が出品されて連日満員の盛況でした。今回はそれを上回る点数が出品されて人気を博しています。

来日点数
 今回展を含めて彼の作品37点のうち24点が来日しています。
 複数回来日した作品は
 4回 手紙を書く女 ディアナとニンフたち
 3回 真珠の耳飾りの少女 リュートを調弦する女 恋文
     手紙を書く夫人と召使い
 2回 マリアとマルタの家のキリスト 窓辺で手紙を読む女
     牛乳を注ぐ女 真珠の首飾りの女 物理学者 

私が見た作品 来日した作品24点のうち20点
  見ていない作品は・・聖プラクセディス 取り持ち女 天秤を持つ    女 水差しを持つ女 の4点

 ずいぶん多くの作品を見てきたものです。

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