西洋絵画の世界展:浜松市美術館
山形の個人美術館 山寺後藤美術館のコレクション展です。山寺は松尾芭蕉が「奥の細道」で立ち寄った立石寺のことで、美術館はJR仙山線山寺駅を挟んで立石寺と対峙しています。17~19世紀のヨーロッパ絵画・・・宮廷絵画からバロック・ロココ、アカデミスムからバルビゾン派まで・・・と、アール・ヌーヴォー、陶板画などのコレクションのうち、今回は西洋絵画78点が出品されています。
第1章 神話・聖書・文学 18点
聖母子や旧約聖書・文学に登場する人物や物語を主題とした絵画です。これらの作品の中には西洋絵画における風景画の初期の作品と考えられるいくつかの作品があります。雄大で美しい風景の中に人物が小さく描かれています。自然の風景の写実というよりも、理想世界を描いています。
聖母子や旧約聖書・文学に登場する人物や物語を主題とした絵画です。これらの作品の中には西洋絵画における風景画の初期の作品と考えられるいくつかの作品があります。雄大で美しい風景の中に人物が小さく描かれています。自然の風景の写実というよりも、理想世界を描いています。
第2章 美しき威厳 22点 撮影可
この章は肖像画の世界です。貴族・貴婦人・少女などの肖像のほかに風俗画もあります。この章の作品は撮影可能です。
風景画の大家コンスタブルの ラルジリエール<クードレイの肖像> 1704年頃
<少女と鳩(グルーズの模写)>
ラファエル前派の人気画家 ペクリュ<貴婦人と犬>
ミレイ<クラリッサ> 1887年
第3章 静物~見つめる 9点
花・バラ・ザクロ・鹿・イノシシなど
第4章 風景と日々の営み 28点 19世紀半ばから後半の作品 撮影可
ミレー、コロー、クールベなどおなじみの画家の作品がいろいろ。
ユエ<春の朝> 1834年 充実したコレクションを楽しむことができました。キャプションが充実しているので読むのに時間がかかります。
10月6日(土)午後2時から静岡文化芸大小針由紀隆先生の講演があります。「アトリエから戸外へ 19世紀フランス風景画の進路」。定員50名。早めにお出かけください。
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