映画「ロダン」を観て
8日に「ゴッホ」を観たばかりですが、一日おいて10日には同じシネマイーラで「ロダン」を観ました。邦題は「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」です。ロダンは42歳の時に弟子入りを希望してきたカミーユに出会います。ロダンにとってカミーユはモデルであり弟子であり、愛人でもあります。ロダンは内縁の妻ローズとカミーユの間で揺れ動きますが、この二人の他の何人かの女性とも関係があり、映画ではロダンの複雑な女性関係が一つの主題になっています。カミーユとの関係は10年ほど続きますが、やがてロダンの元を去っていきます。その後ロダンは制作に没頭します。
映画の主な舞台はロダンのアトリエです。広いアトリエにはいくつもの白い石膏像が置かれています。巨大な「地獄の門」もあります。
文芸家協会からバルザック記念像の制作を受注して制作にとりかかりますが、偉大な作家を侮辱したとして作品の受け取りを拒否されます。その経緯も描かれています。
1917年がロダン没後100年ということで制作された記念映画です。ロダンの人間性の一面と再現された制作の現場を知ることができます。
映画を観終わった後、場所を変えて映画「ロダン」について語る会が開かれました。文化芸大小針先生から、ロダンの制作についていろいろ教えていただきました。粘土による原型の制作から鋳造までの制作プロセスや台座の持つ意味など、彫刻の鑑賞に必要な知識や、ロダンの人となりについても貴重なお話を伺うことができました。
〈嘆願する女〉 カミーユ
映画の中で晩年のロダンがこの彫刻を見詰めるシーンがあります
シネマイーラでは3月に画家を主題とした映画が2本上映されます
15~16世紀の謎の天才画家と、20世紀の天才彫刻家
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