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2018年1月16日 (火)

「ターナーからモネへ」:静岡市美術館

 イギリス西南部のウェールズ国立美術館所蔵の所蔵する約70点の作品によって、19世紀初頭から20世紀初頭に至る約100年のイギリスとフランスの美術の流れを紹介する美術展です。
 全体は5部で構成されています。

1 ロマン主義
  ターナーやコンスタブルに代表される時代です。ターナーはイギリス最大の風景画家でロマン主義の代表的な画家です。空気感を画面に表現し、後の印象派に影響を与えています。 

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     〈マーゲートの桟橋〉 ターナー 1835年頃

 この第1部ではターナーの1840年前後の作品6点のほか、ターナーに先立つコンスタブル、1870年前後のミレーやコローの作品もあります。

2 リアリズム
 19世紀半ばになると、それまでほとんど描かれることのなかった農民や労働者など無名の人を描くなど、社会の真の姿を描く流れが生まれました。ミレー、ドーミエ、クールベなどです。

3 パリのサロンとロンドンのロイヤル・アカデミー
 フランスでは1837年以後、サロンが展覧会の開催などに大きな役割を果たしました。イギリスではサロンに倣ってアカデミーが設立されました。やがてアカデミーに対する反発からラファエル前派の運動が展開されました。ここではロセッティやホイッスラーなどの作品があります。

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      〈麗しのロザムンド〉 ロセッティ 1861年

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〈ノクターンー青と金:サン・マルコ大聖堂〉 ホイッスラー 1880年

4 印象派
 モネやルノワールたちは戸外での制作で光や空気のうつろう様を表現しました。ここではモネ3点のほか、ピサロ、シスレーなどの作品もあります。

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      〈プール・オブ・ロンドン〉 モネ 1871年

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        〈会話〉 ルノワール 1912年

5 ポスト印象派とその後
 世紀末から20世紀初冬にかけて絵画の変革が進みます。やがてフォーヴィズムなどの前衛的な表現も生まれます。セザンヌ、ロートレック、シニャック、ヴラマンクなど・・・。

 この展覧会では、「ターナーからモネへ」のタイトルのように、約1世紀にわたる英仏の絵画の流れをまとめて紹介しています。コンパクトで要領のいい企画ですが、残念ながら目玉になる作品がありません。ターナーの6点はいずれも小品で、他の画家の作品も大半が小品です。やや物足りない展覧会でした。

 会期は28日(日)までです。

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