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2017年10月17日 (火)

「バベルの塔」展:国立国際美術館

 今回はミレーの会のメンバー12人で出かけました。午前中北斎展を堪能した後、あべのハルカス隣接のホテルで和食のランチをいただいた後、タクシーに分乗して中之島の国立国際美術館へ。この美術館は地上にあるのは太いパイプを組み合わせた巨大なモニュメントがあるだけで、世界でも珍しい完全地下型美術館です。展示場などは隣接の市科学館の地下にあります。

 ここで一昨日(15日)まで開かれていたのが「バベルの塔」展です。私たちは会期終了の前日に観たことになります。入場待ちの列はありませんでしたが、館内はまなり混んでいました。

 この展覧会は16世紀ネーデルラントを代表する二人の画家とその周辺の画家の作品約90点で構成されています。

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       ブリューゲル1世〈バベルの塔〉

 展覧会場の最後の部屋に展示されていました。縦59.5横74.6㌢の小さな作品です。その小さな作品に実に壮大な世界が描かれています。雲の上にまで伸びて空を着く塔はまだ建設途上で、絵のあちこちで作業が行われています。港には建設資材を運ぶ船が入っています。はるか彼方には水平線。この絵に描かれている人物は約1400人とか。米粒ほどの人物が精密に描かれていますが、会場では絵に近寄ることも立ち止まって観ることもできないのでまったく確認できません。

 ブリューゲルの作品として、約40点の版画が出品されています。2_20171017_0001
         〈大きな魚は小さい魚を食う〉

 ボスはブリューゲルよりも半世紀前のネーデルラントの奇想の画家です。遺されている油彩画は25点ほどとされています。今回は2点が出品されています。その2点。

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         ボス〈放浪者(行商人)〉

 この絵を仔細に見ていくと随所に様々な要素が描かれていて実に多くのことを伝えています。

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         ボス〈聖クリストフォロス〉

 背中の少年はキリストです。枝に吊された血を流す魚は磔刑に処せられるキリストを暗示しています。画面中央左では殺された熊が
木に吊されています。そのほか様々な要素で寓意を描いています。

 ブリューゲルとボス、そして同時代のネーデルラントの画家たちの貴重な絵画と彫刻を見ることができました。

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         国立国際美術館地上部分

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