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2017年1月11日 (水)

映画「この世界の片隅に」

 2016年度キネマ旬報日本映画ベスト1に選ばれたことが昨日報じられたアニメ映画です。受章が決まったから観に行ったわけではありません。以前から観に行くつもりでいたのですが、都合がつかなかったのでたまたま今日になりました。浜松での上映が終わったので磐田で観ました。
 こうの史代の同名の原作は2年ほど前に買って読みました。

 私がこのマンガを読み、映画を観たのはその舞台が私の生まれた町だからです。広島県呉市、旧軍港です。

 主人公のすずが嫁入りした昭和19年から21年までの呉での生活が描かれます。映画の前段は広島市南部の江波での生活が短く描かれています。

 映画に登場する呉の町は軍港に戦艦大和や巡洋艦青葉などが姿を見せ、下士官兵集会所や三ツ蔵などが登場します。すずが嫁いだ家は灰が峯の麓で、軍港や町並みを見おろすやや高いところにあります。近くには段々畑もあります。

 私が生まれ育った家は市役所にちかい街中で、通りから少し高台へ上がった所でした。家からはやはり軍港が見えていましたが、南側の雨戸は一年中閉めたままでした。明けておくとスパイ行為だと言わるからです。

 昭和20年になると空襲が始まり、日を追って激化します。最後は7月1日の大空襲で、このとき私の生まれ育った家も跡形もなく焼けてしまいました。私の一家は疎開していたため無事でした。

 すずの年齢設定は私よりも10歳上になっています。映画の冒頭部は私の生まれる前のことですが、呉での生活が始まったところからは私が呉で生活してきた時代と重なっているので、時代背景や描かれている場所はまさに自分の歴史を追っている感じです。

 戦争末期から終戦直後にかけての厳しい時代を懸命に生きたすずの姿が観る人にすばらしい感動を生みます。大空襲や原爆の参加も描かれていますが、反戦を声高に叫ぶことはありません。事実を淡々と描いています。

 私にとっては忘れることのできない大切な映画になりました。

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