岡山への旅③史跡を訪ねる
岡山への旅二日目は市内と周辺の史跡を訪ねました。
①備中高松城跡
戦国時代、豊臣秀吉の軍が攻めあぐねて城の周囲に堤防を築き、川の水を入れて城を孤立させる水攻めをしたとされる城です。
従来の説では長さ2,7㎞、高さ7㍍の堤防をわずか12日で築いたとされていますが、重機のない時代にこれだけの大工事を短期間に完成させたことは大きな疑問でした。資料館でいただいた資料によると、最近では堤防の長さ約300㍍、高さ2㍍という説が有力とのこと。この規模であれば12日で可能かもしれません。
②総社宮
平安時代中期に国中の神社を国府の近くに集めて合祀した神社で、備中国総社宮は324社が合祀されています。
総社宮前の旧道沿いには歴史を感じさせる建物が各所にありました。
③作山古墳遠望
全長286㍍、高さ24㍍の3段からなる前方後円墳(左が前方)。
全国で10位の大きさ。自然の山を切って造成された。5世紀中頃
④備中国分寺
吉備路を代表する景観です。備中国分寺は江戸時代に再建されました。五重塔は幕末の建立です。高さ34.3メートルの大規模な塔。3層までは欅材、4層と5層は松材。短い相輪は青銅製です。
⑤吉備津神社
桃太郎のモデルとなったと言われる吉備津彦命を祀る神社です。入母屋造の拝殿と本殿の屋根を二つ並べて中央で連結した日本唯一の「比翼入母屋造」の国宝建築物です。
この日の境内は七五三の家族で賑わっていました。
岡山市は浜松市よりも2年遅れて2009年に政令指定都市になりました。現在の人口は72万人余で中四国では広島市に次ぐ規模です。岡山駅を中心とする中心市街地を見る限りでは、浜松よりもはるかに洗練された都市景観です。
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