「女性を描く クールベ、ルノワールからマティスまで」:浜松市美
19世紀半ばから20世紀半ばまでの約1世紀の間にフランスで女性を描いた作品61点が出品されています。61点のうち41点は国内初公開です。
産業革命やパリの都市改造が進む中で、描かれる女性も王侯貴族から農村の女性や働く女性など街の女性に変化しています。
展覧会の構成は①女性の肖像 ②画家のモデル ③家庭の女性 ④働く女性 ⑤余暇 ⑥夢の女 です。
女性像と言えばルノワール・・・3点出品されています。
1933年制作のキスリングの作品は、新しい時代のファッションを示しています。
これらのほかに、ドラン、マティス、ボナール、ロ-ランサン等の作品もあります。61点のうち、日本国内の美術館4点、個人蔵3点以外の54点はフランス各地の美術館からの出品です。題材、描かれた時代、描かれた場所が限定された珍しい企画展です。
今日は午前10時30分から静岡文化芸大立入先生の講演:「フランス絵画に描かれた女性たち-パリの美化と文化の発展」がありました。ほぼ満席でした。講演を聴いてから作品を観ると理解がかなり進みます。
会期は12月25日まで。
浜松城公園野外アート展の作品の一部です
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