「春信一番!写楽二番」展:静岡市美術館
春信一番!写楽二番!・・・ユニークなネーミングの展覧会です。出品点数150のうち、鈴木春信が30点で一番多く、写楽が11点で二番目に多いのがそのネーミングの由来でしょうか。
250年前に錦絵を生み出した春信と、わずか1年で忽然と姿を消した写楽という、浮世絵の歴史の中の二人のスターを中心として、それに清長・歌麿・北斎・広重を加えた「浮世絵の六大スター」の作品が勢揃いという注目の展覧会です。
150点はすべてフィラデルフィア美術館の収蔵品です。日本美術の優品を多数所蔵するこの美術館は、浮世絵も数千点所蔵していると言われています。今回出品されている作品はその一部です。
展覧会は5つの章で構成されています。第1章 錦絵以前 浮世絵版画の始まり 第2章 錦絵の誕生 春信の浮世絵革命 第3章 錦絵の展開 清長・歌麿・写楽-みずみずしい美人と個性的な役者たち 第4章 錦絵の成熟 北斎・広重-旅への憧れ、花鳥への眼差し 第5章 上方の錦絵 流光斎・長秀-ありのままに描く
印象に残った作品から
春信〈見立て芦葉達磨〉
美しい絵で今回一番人気のある作品です。女性が「かつぎ」を被り、芦の葉に乗っています
㊧写楽〈三代目大谷鬼次の江戸兵衛〉
㊨歌麿〈歌撰恋之部 稀ニ逢恋〉
このようなおなじみの浮世絵の名作をまとめて見ることができます。
会期は9月27日までです。ぜひどうぞ。
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