家事支援サービスについて
わが地区の社会福祉協議会が「家事支援サービス」を始めたのは平成18年夏のことでしたから、間もなく10年目を迎えます。私は地区社協の中で部会を立ち上げて活動を開始してからこれまで続けてかかわっています。
家事支援サービスとは・・・
高齢世帯などで家事の支援を必要とする人に、地域の協力者が掃除・洗濯・炊事・除草・病院や買い物への付き添い、ごみ収集などの支援サービスを行うものです。利用者は1時間まで600円の利用料を払います。作業をする協力者は地区社協から1時間700円をもらいます。
始めてから5年間は延べ利用件数が月間数件、年間数十件程度でした。内容も庭の草取り、通院同行、買い物代行などが多くて特に問題になるようなことはほとんどありませんでした。
ところが平成24年度からは年間100件を大きく上回り、26年度は176件、本年度も4月・5月で46件を数えており、年間200件を超えそうな状況になっています。
これはこのサービスの認知度があがって利用希望者が増えたこともありますが、高齢化が急速に進んで家庭生活に深刻な問題を抱えている住民が多くなっていることで利用者が急増している要因であると思われます。
利用内容を見ても、中には一人で年間100回近く、毎週2回程度調理のサービスを受けている利用者があります。80代の一人暮らしの男性でこのサービスを利用して食事をしています。
また、最近多くなったのが掃除やゴミ出しです。ごみ屋敷一歩手前の状況の家庭もあります。歩行が困難になるとゴミ出しも難しくなります。
介護など行政によるサービスの隙間にいろいろな需要があります。
今日の部会役員会でいろいろな報告を聞いて、このサービスを始めた当時と比べて高齢者の状況が深刻になっていることを実感しました。
部会としても高齢者の多様な要望や行政との棲み分けに配慮しながら今後の対応を考えることが必要であると感じました。
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