文学座「女の一生」
久しぶりに演劇を観ました。月例会の会員になっていてもなかなか見ることができません。
私にとって文学座の「女の一生」は杉村春子の布引けいです。二度三度と観ています。今回の布引けいは平淑恵です。
彼女も優れた女優で立派な演技です。それでも目を閉じてせりふを聞いていると、杉村春子のせりふが聞こえてくる感じがします。
第3幕で布引けいが自分の不遇を決然とはねのけようとする有名なせりふ・・・〈「誰が選んでくれたのでもない、自分が選んで歩きだした道ですもの。間違いと知ったら自分で間違いでないようにしなくちゃ〉は私の大好きなせりふです。布引けいとは立場が違うにしてもこのせりふを自分に言い聞かせていたことがありました。久しぶりにこのせりふを聞いて感動しました。
森本馨が杉村春子のために書いたこの戯曲で布引けいを演じ続けてきたその杉村春子が逝って18年・・・懐かしく思い出しています。
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