チューリッヒ美術館展:国立新美術館
会期末(15日まで)のチューリッヒ美術館展に行ってきました。13日(金)の昼頃・・・入口に行列はなく、会場内もそれほど混雑していませんでした。
チューリッヒ美術館の所蔵する10万点以上の中から印象派からシュルレアアリスムまで近代美術の名品74点が出品されています。
この展覧会の特徴は、8人の画家の作品数点をそれぞれ一つにまとめた「巨匠の部屋」と各時代の流れをまとめた6つの部屋に分かれて展示されていることです。
「巨匠の部屋」はモネの部屋(6点)のほか、スイスにゆかりのセガンティーニ(2点)・ホドラー(6点)・クレー(4点)・ジャコメッティ6点)とムンク(4点)・ココシュカ(5点)・シャガール(6点)の8室です。それぞれ複数の作品があるのでその画家の特徴を理解するのに便利です。
モネ〈睡蓮の池、夕暮れ〉 最晩年の大作200×600㌢
画面中央部の夕暮れの光が印象に残ります
ポスト印象派の部屋には、ゴッホ(2点)・セザンヌ・ゴーギャンなど。ナビ派はボナール(2点)・ヴァロットン(4点)。ピカソ(2点)・マティス(2点)・ブラック(2点)などはフォーヴィスムとキュービスムの部屋に。抽象絵画はカンディンスキー・レジエなど。シュルレアリスムはキリコ(1点)・ミロ(2点)・ダリ・マグリットなど。
チラシにはそれらの画家の名前と作品が羅列されています。作品を見れば制作者の検討がつくのではないでしょうか。(画像をクリックすると拡大できます)
19世紀から現代の西洋美術の流れを俯瞰するのに便利な企画展でした。
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