上原ひろみ「ALIVE」日本ツアー2014
土日の夜はコンサートの連続でした。29日はジャズピアニスト上原ひろみトリオのライブ、30日はボリショイバレーの「白鳥の湖」でした。会場はいずれもアクトシティ浜松大ホール。
上原ひろみは浜松で生まれ育ったジャズピアニストです。現在はニューヨーク在住で国内よりも海外での活躍が中心になっています。世界を舞台に年間150公演ノツアーを続けています。2012年にはグラミー賞を受賞しました。
浜松で上原ひろみのライブを聴くのは2009年、2012年に続いて3度目です。
今回のツーはニューアルバム「ALIVE」の完成を記念して行われるものです。11月から12月にかけて全国22会場で行われるツアーの6回目が浜松でした。
チケットは今回も完売。満場の聴衆の歓声と拍手に迎えられた彼女はいつものようにパワフルな演奏を始めました。2曲終わったところでトークが始まりました。自分が「浜松やらまいか大使」であることを紹介した後、「ただいまー」「浜松へ帰って来たにー」と遠州弁で語ります。故郷浜松が大好きだという彼女です。
後半にもトークがありました。会場には浜松の家族や浜松北高時代の先生方(彼女のブログによると1年から3年までの担任が勢揃いだったようです)や同級生、ピアノの先生などが来場していることをうれしそうに紹介します。親戚一同が貸し切りバスで来たとのこと。
演奏は上原ひろみのピアノ、アンソニ・ジャクソンのベース、サイモン・フィッリプスのドラムのトリオです。最初のトークの中で、演奏はほとんど即興なので自分でもどうなるのかわからないと語っていました。自由自在に、それでいてみごとに調和した熱演が続きました。
前半後半それぞれ10曲。最後の曲が「ALIVE」でした。その曲が終わったところで満場がスタンディングオベーション。やがて浜松市の福市長「家康くん」が登場して花束贈呈。その後盛大な拍手が3分以上続いてアンコール曲を演奏しました。
浜松会場は他の会場に比べて聴衆がおとなしく盛り上がりに欠けるようで、彼女の方から「盛り上がりましょう」と呼びかけがありました。しかし今日もおとなしい浜松でした。
最後に「浜松魂でやらまいか」と叫んだ上原ひろみでした。
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