「オルセー美術館展」:国立新美術館
最終日の10月20日に見ました。通常は午前10時開館なのですが
9時40分に着いた時には既に開館していました。最終日の混雑を予想して開館時間を早めたようです。さっそく入館しましたが館内はかなりの人の群れ。その90%以上は女性です
「印象派の殿堂」と呼ばれるパリ・オルセー美術館から印象派を中心として84点の名画がやってきました。中でもマネの作品は11点…チラシやポスターに使われているのはその中の1点、〈笛を吹く少年〉です。
陰影がほとんどなく、奥行きを感じさせない絵で当時は不評でした。
モネの大作〈草上の昼食〉
チラシから。左は418×150 右は247×218 という大作です。モネ自身が保存状態の良くない部分を切り取り、分割して売ったためにこのような形になっています。モネ24歳の若い時の作品です。当時流行の女性のファッションや光の中の木の葉の描き方などに注目です。
マネの次に作品数が多いのはモネ8点、セザンヌ7点、ルノワール6点なんどです。モネの〈かささぎ〉は白・黄・青などの淡い色で描きわけられた雪の微妙な描写がみごとです。
セザンヌの裸体画、ルノワールの風景画なども楽しみです。そのほかおなじみのミレー〈晩鐘〉やピサロ・シスレーの風景画など。フランスが世界に誇るオルセー美術館の実力を如実に示す展覧会でした。
11時頃美術館を出る時間帯には入館者が列をなしていました。
国立新美術館では現在チューリヒ美術館展開催中(12月15日まで)、さらに来年2月21日からはルーブル美術館展が開催されます。いずれも楽しみです。
« 今年初めての東京 | トップページ | 堀文子展:秋野不矩美術館 »
「美術展」カテゴリの記事
- 「渡辺おさむ お菓子の美術館にようこそ」:平野美術館(2021.08.02)
- 「吉田博」展:静岡市美術館(2021.06.25)
- 遠州の民藝展:浜松市美術館(2021.06.18)
- 「みほとけのキセキ」展:浜松市美術館(2021.04.16)
- 浜松市美術館 館蔵品展(2020.12.18)
山崎さん!
早速、ご覧頂き有り難うございます。 あの程度のものです。
それにしても貴殿のエネルギッシュなご活動には驚愕の至りです。
タイトルからは想像できません。 楽しみ多い作品ですね。
これから、ちょこちょこ、覗かせていただきます。よろしく!
ありがとう!
投稿: 岡村 修三 | 2014年11月 5日 (水) 08時21分