ナンバンギセルと秋の花:富幕山②
ナンバンギセル
展望塔付近でたくさんのナンバンギセルを見ました。まだ咲き始めです。全部で20株以上はあったでしょうか。
南蛮煙管は文字通り南蛮人の用いる煙管(キセル)に似た形をしているところからついた名前です。別名は「思ひ草」…下を向いて何かに思いをはせている風情とか…なるほど。万葉集に詠まれた思ひ草はこのナンバンギセルであろうと言われています。その万葉集から。
道のへの 尾花が下の思ひ草 今更さらに何をか思はむ
尾花とはススキのことです。この植物は葉緑素を持たないため自生できません。イネ科の植物に寄生して根から栄養を補給しています。多くの場合はススキに寄生しています。富幕山でもナンバンギセルはススキの根元で隠れるようにして咲いています。
秋の花
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