映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」
現代のパガニーニと言われ、全世界で人気の高いドイツのヴァイオリニスト デイヴィッド・ギャレットが主演して時価5億円のスタラディヴァリウスで奏でることで話題になっている映画です。
音楽映画と言いたいところですが、演奏場面はなかなか出てきませんし、ドラマの展開のワンシーンとしての演奏という感じです。それでもギャレットの超絶技巧を駆使した演奏はやはり聴き応えがあります。弦が次々と切れてG弦だけになり、それで弾ききったというシーンも登場します。開放弦が一番低い音を出すG弦だから可能だったわけですがそれにしてもみごとです。
映画では奔放な女性関係とギャンブル…時には持ち金を使い果たし、自分のヴァイオリンを賭けて取られてしまうほど賭け事に溺れているパガニーニの破滅に近い日常が描かれています。ヴァイオリンの練習をしている場面は1個所あったでしょうか。
女性の敵として常に女性団体から目の敵にされ、デモ行進やシュプレヒコールの対象とされたスキャンダラスなパガニーニが繰り返し描かれています。
ギャレットは主役を演じているほか演奏とこの映画の制作にもかかわっています。なるほどこの風貌と演奏で特に女性に人気を博しているのがよくわかります。
演奏される主な曲目です。
パガニーニ
24のカプリースから 7曲
ヴァイオリン協奏曲第1番 第1,2楽章
第2番 第3楽章「ラ・カンパネルラ」
第4番 第2楽章
〈うつろな心〉による序奏と変奏曲
シューベルト
魔王 など
ラフマニノフ
パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏
などです。
やはり演奏の場面はすばらしく、眠気が覚めます。
浜松 シネマe~ra で 10月3日まで10:00-12:05
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