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2014年9月 5日 (金)

アニマルワールド-美術の中のどうぶつたち:静岡県立美術館

 なかなか楽しくて、珍しい作品も見ることのできるいい企画の展覧会でした。70点の作品にはすべて何かの動物が描かれています。馬・牛・犬・猫・猿・象などの動物をはじめ、各種の鳥や虫、蝦蟇、河豚,、鯉など実に様々です。

 作品が制作された理由も、かわいらしいもの、美しいものから宗教的、文学的な意味、長寿や子孫繁栄を願うものなど実に多様です。

 制作年代は13世紀の平治物語断簡から1939年奥村土牛の「八瀬の牛」まで。大半は江戸時代の作品で一部を除きほとんど日本画です。

 百羽のウサギが描かれた応挙の〈百兎図〉、狩野栄信の〈百猿図〉などのほか、群鶴、群鶏、群鳥など多数の動物や鳥が描かれた作品がいくつもあります。

 中でも注目は静岡県立美術館の宝である伊藤若冲の〈樹花鳥獣図屏風〉です。 ひときわ大きくて目立つ象のほか右隻と左隻に様々な動物や鳥たちが枡目描きの手法で描かれています。若冲の作品はこの他にも5点ありもっとも多くなっています。チラシの表の〈蝦蟇河豚相撲図〉も若冲の作品でユーモラスです。

 作者は雪村・応挙・探幽・光起から長沢蘆雪・鈴木基一・曾我蕭白・酒井抱一・渡辺崋山・狩野芳崖・下岡蓮杖・竹内栖鳳…。最後の1枚は徳川慶喜の珍しい日本画〈登竜門図〉です。70点の作品のうち個人蔵が59点、残る11点が静岡県立美術館の所蔵品です。

 長沢蘆雪の〈人物花鳥図巻〉は本邦初公開。この展覧会の準備中に学芸員が個人宅で発見したもので蘆雪の若い時代の作品と見られています。長さ16メートルもある長い図巻で今回の展覧会で注目の一点です。

 会期は7日の日曜日まで。あと2日です。

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