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2014年9月 3日 (水)

ジョルジョ・ド・キリコ展:浜松市美術館

 キリコ(1888-1978)は20世紀を代表するイタリアの画家です。彼の表現は「形而上絵画」と呼ばれ、後のシュルレアリスム(超現実主義)の画家…ダリやマグリットなどに大きな影響を与えています。

 一口に「形而上絵画」と言われてもどのような絵画なのかよくわかりません。キリコが描いた絵画には建築物・人物像・風景・家具・ビスケット・馬など実際にある事象が描かれています。ところが1枚の絵に描かれたそれらの単体あるいはいくつかの組み合わせが実はそこに描かれた事象そのものを意味しているのではなく、過去の記憶や思考、不安など一枚の絵の裏側に秘められた神秘や謎を表現しています。

 ニーチェやショーペンハウエルなどの哲学者の影響を受けたキリコの作品は「謎」に包まれています。1枚1枚の絵を見て何を感じ、何を考えるか…それは見る人の感性に委ねられています。

 ただし、作品のすべてが「形而上絵画」ではなく、自画像などの肖像画や1950年前後のネオバロック時代の作品はバロックやロマン主義のような古典絵画の世界に回帰して絵はがきのような風景画やルーベンス風の馬の絵などもあります。これらの作品を見ると、キリコの優れた描写力がよくわかります。

 キリコは晩年になって再び「新形而上絵画」に回帰しています。

 この展覧会の出品作品は104点。そのうち油彩画が約半数でデッサンが45点ほどとブロンズ像5点です。

 浜松市美術館で8月30日に始まったばかりで10月19日まで無休です。

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