「ターシャ・チューダーの世界」展:磐田市香りの博物館
今年初めての美術鑑賞は「ターシャ・チューダーの世界」でした。
ターシャ・チューダー(1915-2008)はアメリカの絵本作家・挿絵画家・ガーデナー・人形作家です。23歳で結婚直後絵本作家としてデビューしました。1945年、「マザー・グース」で権威ある賞に選ばれました。
彼女はコーギー犬が大好きで犬が大活躍する絵本や挿絵を数多く制作しています。
50代半ばからバーモント州の田舎に40万坪の広大な農場で季節の花を育て、犬や山羊などの動物と暮らすスローライフの生活を貫き、92歳で没しました。
自然に忠実で、自分に忠実な彼女の生き方は日本でも女性を中心に多くの人々に勇気と感動を与えています。
この展覧会はターシャ・チューダーの絵本・自筆デッサン・小物類・人形・ぬいぐるみなど約170点の作品で彼女の魅力を紹介しています。さらに彼女の愛した花やハーブの香りなども紹介されています。
絵本などの作品は人や動物に対する思いやりに満ちており、観ている者に心のぬくもりが伝わってきます。小さな作品にも引き込まれてしまいます。
チューダーの庭の四季折々の美しい風景は各所で紹介されていてその美しさにため息が出るほどです。
NHK BSで放送された彼女を紹介する番組が会場の一角で放映されていました。展覧会場の画像放映は通常5-10分ですが、この放映は1時間以上。私を含めて多くの人が途中で席を立つことなく最後まで見入っていました。彼女の絵本、庭そして名言はそれだけ魅力があるということです。
小さな博物館の、小さな展示室でのささやかな展覧会ですが、新年早々とてもいい気分になりました。
ターシャ・チューダーの言葉から
・楽しみは創り出せる
・人生は短いのよ。好きなことしなくっちゃ!!
・やりたいこと、学びたいことが、なだたくさんあります。長生きして、生きる喜びを満喫するつもりよ。生きているって、素晴らしいと思いませんか。 etc
会場:磐田市香りの博物館 HP http://www.iwata-kaori.jp/
会期:1月13日まで 今度の3連休で終わりです
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