唐津への旅②唐津くんち
今回の唐津への旅は大学の聴講生の仲間10人のグループで出かけました。唐津近郊の出身で唐津をこよなく愛するIさんの企画によるものです。今年2月、Iさんのお宅で唐津の魚介類をいただく会がありました。その時、Iさんが語る唐津に寄せる熱い思いに魅せられて、「唐津へ行きたい。唐津へ連れてって!!」とお願いしたのが実現しました。
11月2~4日に「唐津くんち」が行われるのでその時期に合わせて行くことになりました。2日夜の宵山から見たかったのですが、Iさんの「公務」の関係で3日の出発になりました。
ということで、唐津を訪ねる旅の今回のテーマは「唐津くんち」です。
唐津くんち(供地)は唐津神社の豊穣の秋祭りです。14台の豪華な曳山が2日夜の宵山、3日のお旅所神幸、4日の町回りと3日間にわたって唐津の中心部を練り歩きます。曳山は製作年代順に1番山から14番山まであります。1番山の「赤獅子」は1819年(文政2年)、14番山の「七宝丸」は1876年(明治9年)です。
曳山は木組みに年度で型を作り、その上に和紙を1~2㎝の厚さまで100枚前後張り重ね、さらに麻布と漆で固め最後に色漆を塗って仕上げます。1台1億円以上かかるとのことです。
私たちがまず見たのは3日、あいにくの雨の中のお旅所神幸の曳き回しでした。雨のためスケジュールは短縮され、町内へ帰る曳山は大きな透明カバーに覆われていました。
唐津神社
4日 町廻り
天気は回復して青空が広がりました。午前中市内見学の後、昼食の前後に市内中心部で曳山を見ました。Iさんの詳しい解説でよくわかりました。
中心部を練る5番山「鯛」。子どもに圧倒的に人気があります。
頭を上げたり下げたりしながら廻ります
6番山「鳳凰丸」。交差点で90度アッというまに方向を変えます
曳山では男性が笛・太鼓・鐘の三つ囃子を奏でていました。
唐津くんちの曳山行事は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
今年の人出は約50万人。3日が雨で去年より10万人少なかったとか。それでも大勢の見物客で賑わっていました。唐津の人たちはこの祭りで豪勢なふるまい料理で客をもてなすとのことで、「三月倒れ」(三ヶ月分の収入をつぎこむ)という表現があるとか。
全部を見ることはできませんでしたが、すばらしい伝統行事を興味深く見ることができました。
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