2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2013 敬老宿寿会 | トップページ | 台風一過 霞む富士山 »

2013年9月16日 (月)

ミケランジェロ展

 システィーナ礼拝堂500年祭記念展…サブタイトルは「天才の軌跡」です。

 出品作品は60点。フィレンツェのカーサ・ブオナローティ美術館の収蔵品です。ここはミケランジェロが10年ほど居住し、19世紀半ばまで子孫のブオナローティの邸宅でした。

 今回の60点は大半が習作や素描、あるいは書簡の類いで「色のない」世界です。

 最も注目されているのが〈階段の聖母〉です。題名のとおり、階段に腰掛けて幼子イエスを抱くマリアが大理石に浮き彫りにされています。浅浮彫ですが、非常に立体的です。わずか15歳の時の制作ということでまさに若き天才の傑作です。門外不出の作品で今回初めて長期貸し出しに応じたとのことです。

_20130915_0002_2 _20130915_0003
 〈階段の聖母〉絵はがき       クリアファイル

第1章 伝説と真実

 ここには肖像を描かれるのを嫌ったというミケランジェロの肖像画があります。60歳代の彼を描いた作品です。

_20130915_0005
眉間には皺。頬はこけています。

素描の傑作〈レダの頭部習作〉

_20130915_0004
〈レダと白鳥〉(紛失)の準備素描。モデルは男性です。

第2章 ミケランジェロとシスティーナ礼拝堂

 「創世記」と「最後の審判」のための準備素描の数々です。〈最後の審判〉全体図の初期構想の下絵素描など。

第3章 建築家ミケランジェロ

 軍事要塞の門の計画、聖堂の平面図、石工に指示するための大理石のスケッチなど、建築家としての仕事を示す資料です。

第4章 ミケランジェロと人体

 ミケランジェロは自分を彫刻家とみなしています。彼にとって人体表現は芸術の根幹です。

 初期の〈階段の聖母は〉ここにあります。そして最晩年の木彫〈キリストの磔刑〉が最後を飾っています。

 全体としては地味な印象ですが、素描や下絵などを通じて天才ミケランジェロの優れた芸術を知ることができます。

 映像資料としてシスティナ礼拝堂の最新映像が公開されています。8月28日に現地で撮影されたばかりの4K画像を250インチの大型スクリーンで見ることができます。

 4K画像は9月13日からの放映で、私が見たのはその日でした。
〈天地創造〉と〈創世記〉の見慣れた部分が超近接撮影でクローズアップされますが、画面が実に美しいことに感嘆しました。現地で鑑賞してもこれほど精緻に見ることはできないでしょう。一見の価値があります。

上野の国立美術館で11月17日まで。

2013_09140001

« 2013 敬老宿寿会 | トップページ | 台風一過 霞む富士山 »

美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ミケランジェロ展:

« 2013 敬老宿寿会 | トップページ | 台風一過 霞む富士山 »