あいちトリエンナーレ2013:岡崎地域(詳報)
世界有数の規模の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ」は第2回を迎えました。8月17日から10月20日まで名古屋と岡崎で開催されています。今回のテーマは”揺れる大地 われわれはどこに立っているのか 場所、記憶、そして復活”です。
9月4日、大学聴講生の仲間4人で出かけました。浜松から車でまず岡崎市美術博物館へ。昼食後、厚生会場と松本町会場へ。
[岡崎市美術博物館]
テーマは”ユーモアと飛躍”。創意工夫に満ちた楽しい作品がいくつもありました。音・光・迷路のような室内の構成…。「うし」という名のネコの写真を見ると、わが家のレーチェも十分アートになりうると思ったことでした。
昼食は岡崎市内でもっとも有名な大正庵釜春本店で。
食後、車で移動中かなりの雨。岡崎シビコ地下に駐車。
[岡崎シビコ会場]
岡崎シビコはショッピングセンターですが、地下1階から6階までのフロアのうち。4階までしか営業していません。このビルの5階、6階と屋上がトリエンナーレ会場です。
世界初演 『FALLING』
広くて暗いフロアはくしゃくしゃに丸められた無数の新聞紙で埋め尽くされ、その中に大破したピアノが何台か転がっています。ピアノは文化の輝ける象徴であり、新聞は歴史の瞬間を記録したもの、と作者は説明しています。重低音が響く中で見た情景は3.11の情景とダブって見えます。強烈で胸に迫る印象を受けました。
『FALLING』
バシーア・マクールのインスタレーション 志賀理江子の「螺旋海岸」
シビコの屋上のすべてを純白の塗料で塗り尽くして裸眼では目を開けていられないほどの強烈な光。5階、6階の薄暗く,不気味な空間からここに出ると一挙に開放された感じになり、ホッとしました。
[松本町会場]
かつて花街であった地域です・
現代アートは作者が何を表現しているのか、何を言いたいのかなかなかわかりにくいのです。観る人の感性で見るしかありあません。
次は名古屋の会場へ行く予定です。
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