若冲から千住博まで:「アートにみる動物たち」展
動物をモチーフとした44点の絵画で構成された企画展が平野美術館(浜松市中区)で開かれています。
古くは江戸時代中期の土佐光起〈佐野渡図〉や伊藤若冲〈蝗に鶏図〉、猿画の名人 森狙仙〈野猿図〉・〈岩上双猿図〉、広重や国貞の浮世絵などのほか、松平定信が全国の優れた絵描きに呼びかけて絵を描かせて画帖に仕立てた〈楽翁画帖〉からは11点…酒井抱一の〈梅に鶯図〉もあります。幕末では渡辺崋山〈猛虎図〉1838年(重要美術品)。
現代では、浜松ゆかりの野島青茲〈農村風景〉1941年、鈴木三朝
〈鷲〉1940年、栗原幸彦〈丹頂〉1996年のほか、千住博〈森の中〉1997年、河嶋淳司〈豹・遊〉〈子シロクマ〉2009年、ロッカクアヤコ〈IN MY DREAM 〉2007年 など多彩です。
描かれている動物は、犬・猫・猿・象・猪・虎・ネズミ・鹿・猪・白熊・
馬・様々な鳥…。
動物と人との深い関わりをそれぞれの絵から読み取ることができます。小規模ですが楽しい展覧会です。
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