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2013年7月18日 (木)

磯田道史先生の前期授業終わる

 「歴史学」の授業が終わりました。4月10日に始まり、7月17日まで14時間(1時間は90分)、休講はありませんでした。次週24日は試験ですが社会人聴講生は受けません。

 今回の「歴史学」は学生153人、社会人聴講生50人、計203人が受講しました。社会人聴講生を一つの授業で50人も受け入れたのは初めてのことで、今回は大きな混乱もなく最後まで平穏に授業が進みましたが、今後はこのような大人数の受入はできないだろうと磯田先生は語っていました。

 今回の授業は大きく分けて四つの分野から成っていました。

Ⅰ 歴史に学ぶ地震と津波
  先生の現在の最も重要な研究テーマは「歴史に学ぶ地震と津波」で,古文書による防災研究のこれまでの成果に基づく静岡県及び浜松市への提言について、地図や古文書のコピーを資料として配付され、わかりやすく具体的に説明されました。

Ⅱ 「武士の家計簿」の原典資料と映画について
 先生のデビュー作「武士の家計簿」執筆の資料である金沢藩士猪山家入拂帳の中から、家族の医薬品の支出を示す古文書のコピーを配布して、基礎史料にもとづく歴史研究の一端を披露されました。また、映画「武士の家計簿」を映写して制作現場の様子や俳優のことなど興味深いお話を伺うことができました。

Ⅲ 忍者と武士社会
  甲賀、伊賀の忍者が武士社会で果たした役割と忍術の一端を、「忍秘伝」など各種の古文書のコピーを配布して口語訳しながら説明していただきました。さらに「萬川集海」の史料により、「九の一」について興味深い説明をしていただきました。

Ⅳ 原典史料から見た事件史
  明智光秀側の史料から解明した本能寺の変、井上主膳覚書の史料から見た関ヶ原の戦いなど、史料にもとづく具体的で詳細な解明がなされて、事件の状況が目に見えるように明らかにされました。

 また、近世日本の社会構造や、信長・秀吉・家康の3人が揃って濃尾平野から出た要因の説明、浜松が秀吉・家康の居住した地であり、大きな意味をもつことなどの説明がありました。 

 ふだんなかなか目にすることのない古文書を毎時間駆使して、史料から歴史を読み解くという歴史学の基本を、巧みな話術とサービス精神旺盛な楽しい授業で学ぶことができて満足しました。

 7月25日(木)午後8時からNHK BSプレミアム「英雄たちの選択」で、司会者として登場、「日本海海戦」について興味深い事実を明らかにしてくださるものと期待しています。

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