オペラ「魔笛」:焼津中央高校合唱部第39回公演
今年で39回目を迎えた焼津中央高校合唱部のオペラ公演は8年ぶり、6回目の「魔笛」でした。39=サンキューで皆さんに喜ばれる演目を楽しく鑑賞してもらおうという意欲が随所に見られた楽しい公演でした。
遊び心のある演出や創意工夫のこらされた大道具など、この学校の従来の公演にはあまり見られなかった楽しい仕掛けがありました。
オペラですからなんと言っても歌い手の生徒の歌唱が充実していることが大切なのですが、今日(16日)のファイナルステージではパパゲーノを演じた橋ケ谷君の美しくまたホール全体に響く声量のある歌唱と軽妙な演技が抜群でした。目をつむって聴いているとプロ歌手が演じているのではないかと思われるほどでした。夜の女王はあの高音のアリアをしっかり歌いました。
魔笛、魔法の鈴などの音は伴奏のシンセサイザーの演奏が効果的でした。
1年生を中心とする美しい合唱も聴き応えがありました。
会場の焼津文化センター大ホールは1300の座席が満席で立ち見が出るほどでした。今年で39回目を迎えたオペラ公演・・私は20回目ですから半分以上観たことになります。過去にこれほど大入り満員になったことはないでしょう。全4回の公演で3000人を超える入場者があったのではないでしょうか。
3時間を超えるステージが終わって、長い長いカーテンコール。感動のシーンでした。
43人の合唱部員が総力をあげて取り組んだ公演は,歌唱、衣装、舞台、ピアノ、伴奏のシンセサイザーなどすべて生徒の手によるものです。
指揮をした合唱部顧問の松永教諭は、プログラムの中で「第5回公演で魔笛のザラストロを演じた」と述べています。40年に近い歴史を持つこのオペラ公演はまさに「学校の文化」です。
これまで39回の演目は①カルメン11 ②フィガロの結婚9 ③仮面舞踏会6 ④魔笛6 などです。
来年の演目はなんでしょうか。楽しみです。
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