磯田道史先生の「歴史学」第3週
2013年度前期の講座「歴史学」は今日が第3週でした。社会人聴講生の聴講希望が50人に達して、教室に入りきれるかどうか心配でしたが、前週の時点で全員着席できていたので全員聴講がOKになりそうで、皆さん喜んでいます。218席有る大講義室で、社会人聴講生50人に学生約150人。ほぼ満席です。
文化芸大の学生はまじめです。私語無く、携帯鳴らず。授業が始まる前に磯田先生の著書を読んでいる学生も見かけます。
先週の授業では1944年の東南海地震の体験を数人の聴講生が語りましたが、現役の学生の参考になったのではないかと思います。
1週目から古文書にもとづく地震と津波の話が続いています。今日は古文書の解読による元禄地震の震度の判定と、富士山の火山活動と南海トラフの活動との関連性のことなどについてのお話でした。
大正3年の「史跡名勝天然記念物協会報告書」によると、当時富士山腹で82℃を記録したこと、湯をわかすことや半熟卵をつくることができたとのことで、約100年前まで火山活動が見られたことがわかります。
それだけに常に警戒を怠らないことが必要だと思いました。
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