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2013年2月 3日 (日)

オペラ「夕鶴」:特別講座 團伊玖磨の目指したオペラ

 3月10日にアクトシティ大ホールで上演される静岡県民オペラ「夕鶴」のプレイベントとしての講座です。このオペラを演出する中村敬一が、芸術監督を務める伊藤京子からこのオペラの作曲者である團伊玖磨のことや「夕鶴」についていろいろ話を聞き出すという形式で行われました。

 掛川出身で日本を代表するオペラ歌手として活躍した伊藤京子さんは間もなく86歳。歩くのがやや不自由な様子でした。 

 スクリーンには團伊玖磨や山田耕筰の様々な映像、宇野重吉と山本安英の「夕鶴」の舞台動画、伊藤京子がつうを演じたオペラの動画などが映写され、伊藤京子が團の印象や「夕鶴」の思い出などを語りました。團伊玖磨は伊藤京子にとって東京音楽学校の2年先輩にあたります。

 木下順二は「夕鶴」のオペラ化に当たって、民話劇の台本に書かれたせりふを一字一句変えてはならないと厳命したとのこと。日本人の日本人による日本人のためのオペラの名曲をいくつも制作した團ですが、オペラ「夕鶴」の600回記念公演の時に團は「日本語でオペラを作るのは難しい」と語ったとか。

 伊藤が團に指導されて時のエピソードとして、長く伸ばして歌うフェルマータの部分を、楽しい気持ちの時と起こっている時とでは歌い方が違うものだと言われたとか。

 ’つう’を長年演じ続けてきた伊藤にとって、’つう’は自分の体の中に入っているという表現をしていました。

  團伊玖磨が東京音楽学校を卒業した翌年(1946年)に作曲した《舟唄》は北原白秋の美しい日本語の歌詞と曲がみごとにマッチした実に美しい日本歌曲ですが、今日は伊藤京子の歌がCDで披露されました。

 「夕鶴」は海外での公演も行われていますが、中国での公演の際、つうが別れのアリアを歌うクライマックスのシーンでくすくす笑いが会場に広がってとまどったとのこと。中国の人たちは約束を守らなかった与ひょうがいけないのだと考えたようです。

 演出の中村敬一からは、今回の舞台は時代を昭和30年前後に設定しているという話がありました。

 会場の静岡文化芸大講堂には夕鶴児童合唱団の子どもたちも来ていました。

 3月10日(日)午後2時からの公演が楽しみです。

 

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