「北遠の山里に暮らして」:津ケ谷寛奈さんの講演会
ASN(アクティブ シニア ネット)の1月定例会で、ミナの森・にしうれ小学校管理人 津ケ谷寛奈さんの講演がありました。”自然に生かされている”カンナさんのお話は、便利な生活用具と情報化の中で忙しく生きている私たちに、自然の中で心豊かに生きることの大切なことや、お金にかえられない宝物のような珠玉の暮らしがあることを教えてくれました。
彼女は9年間の小学校教師の生活を捨てて,憧れていた農業をするために茨城県の専門学校に学び、祖母と母の故郷である浜松市の最北部の限界集落に住まいを求めて、犬や鶏と一緒に暮らしながら、地域振興の活動に取り組んでいます。
大沢という限界集落で築140年の古民家を借りて竈と七輪、五右衛門風呂での生活…とうもろこしやきびを栽培し、トチの実やクルミを収穫して彼女が一番好きだというトチ餅を作る。
2頭の犬も43羽の鶏も放し飼い。自然の中で自然のままに生き、生かされている日々の暮らしを毎日の生活体験に基づいて克明に語ってくれました。
津ケ谷さんは、映画「果てぬ村のミナ」のモデルであり、にしうれ小学校を拠点として、山村の地域振興のプロジェクトを進めています。
彼女をモデルとした映画「果てぬ森のミナ」は浜松のシネマ・イーラで3000人の入場者があったというこです。今、彼女を主人公とするアニメが制作されています。
水窪の限界集落に飛び込んで、豊かな自然の中で先人の生活の知恵に学びながら暮らしているカンナさんの結論は「人は自然に生かされている」でした。
10年間に及ぶ水窪での生活体験に基づく貴重で、感動的な講演
でした。
㊧:水窪での生活を決意した草刈り場について語る津ケ谷さん
㊨:竈でご飯を炊いています
㊧:放し飼いの犬たち。右下の犬は隣家の屑籠の蓋をつけたまま
㊨:彼女が作った鶏の運動場
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