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2013年1月 8日 (火)

映画「果てぬ村のミナ」

 過疎が進む山村の地域振興を目指す「ミナの森プロジェクト」によって制作された映画です。

 舞台は浜松市最北部の水窪町です。急傾斜地の茶畑と斜面にへばりつくように点在する農家…映画はこの風景の中で展開されます。

 茶農家の長男耕助とその隣の家に「引っ越し」てきた謎の美少女が主人公です。美少女ミナは転入生で耕助と同じクラスになります。

 耕助は将来の進路について悩んでいるごく普通の高校生です。ミナは耕助の祖母の幼なじみで、60年ぶりに10代の姿で故郷に戻って来たという設定になっています。この設定が物語をわかりにくくしています。一緒に来た祖母が急逝し、ミナはやがて村を去って行きます。

 生産性の低い茶農家の経営の厳しさ、過疎の村を出るか、残るのか…地域の若者の共通の悩みなど地域の課題は一通り描かれています。

 たちの悪い業界紙の記者が登場して地域の人たちの神経を逆なでするいくつかのシーンはなくもがなと思います。

 脚本がもう少し整理されて、現代の過疎の地に生きる人たちの生活と哀感を素直に表現すればもっと訴える力があったのではないかと思います。

 全編を通じて、水窪の美しい自然と、山村に住む人たちの人情が観る人の心に安らぎを与えてくれます。それによって救われた映画です。

 ロケは水窪町をはじめ二俣高校など浜松市天竜区の各地で行われています。上映中に場内ではあちこちでささやきが聞こえていました。画面に登場する風景や人物を知っている地元出身の人たちの声のようでした。

 主役のミナを演じたのは土屋太鳳(たお)、耕助を演じた石川湖太郎は浜松城北工業高校2年生でオーディションで採用されました。好演です。ミナの祖母は高田敏江、耕助の祖母は渡辺美佐子、喫茶店のマスターは風間トオルなどベテランで固めています。

 この映画のモデルになったのはミナの森作家で、にしうれ小学校管理人のkannaさん、本名津ケ谷寛奈さん。元・西浦(にしうれ)小学校を拠点として地域振興の活動に取り組んでいます。この映画は「方言はこころのふるさと」という観点から、せりふはすべて水窪の方言で語られています。

 kannaさんは水窪の方言をキャラクターにして「言子(ことこ)だら衆」を制作しています。その作品や水窪での暮らしなどについては
「ミナの森」のHPでごらんください。
http://www.minanomori.com/

 なお、津ケ谷寛奈さんは昨年10月から12月まで静岡新聞夕刊の「窓辺」に感性豊かなエッセイを寄稿されました。

私はにしうれ小学校で昨年2度お目にかかっていろいろお話を伺いました。

Photo

CINEMA e~raで 1月15日まで
11日まで 12:10-1350 12日~15日 12:05-13:45

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