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2012年11月26日 (月)

ストラスブール美術館展:静岡市美術館

 ストラスブールは独仏国境のアルザスにある交通の要衝で古い歴史のある町です。現在はフランス領です。

 ストラスブール美術館は全部で10の美術館から成っていますが、今回はそのうち近現代美術館から約60人の画家の作品80点(静岡会場以外は101点)が出品されています。

 サブタイトルが「モダンアートへの招待」となっているように、19世紀後半から現代に至るモダンアートの流れを俯瞰する形で全体が6つの章に構成されています。 

第1章 象徴主義
 ラファエル前派のロセッティや後期印象派のゴーギャン、ドニなど。S ロセッティ《解放の剣にキスをするジャンヌ・ダルク》

第2章 印象主義からフォービズムへ
 シスレー、ルノワール、シニャック、ロートレック、ボナール、ヴラマンクなど。ナビ派やフォービズムまで。

S_2 シニャック《アンティーブ、夕暮れ》

色を点によって分割する技法(分割法)によって描かれています。美しい空の色が海面に反映されています。

第3章 キュビスムとエコール・ド・パリ

 レジェ、ピカソ、ブラック、ローランサン、シャガールなど。

第4章 両大戦間の写実主義

第5章 抽象からシュルレアリスムへ

第6章 1960年代以降、コンテンポラリー・アート

 第4章から6章まではストラスブールの郷土の画家をはじめ、この町で制作を行った各国の画家たちの作品です。同じ時代でありながら、作風が大きく異なる作品が目に付くのは、いくつもの国の画家がストラスブールの町を舞台として制作した作品をこの町に残していったことからきているのでしょう。そこにストラスブール美術館の特色があります。

 印象に残った作品…

 ポスターやチラシの表紙になっているシニャック《アンティーブ、夕暮れ》
 アルザスの印象派と言われる地元のゼーバッハの作品は4点。その中で《リラの花束》は136.5×107の大きな絵ですが、思わず足を止めて見入ってしまうような美しい作品です。

Rira

シスレー《家のある風景》(チラシの画像⑧)は風を感じさせます。

《システムビルド》のペンクは奈良美智がドイツ時代に師事した画家です。

 全体として印象派以後のモダンアートの時代の流れを見せる展覧会で、ややなじみの薄い画家の作品が多い感じです。祝日の昼過ぎでしたが入館者は少なくて静かな館内でした。

 展覧会を観た後、静岡文化芸大の立入先生の講演「モダンアートの魅力-ストラスブール美術館展」を聴きました。ストラスブールの紹介、アルザスの歴史から始まって、19世紀以降のフランス絵画の流れをわかりやすく解説していただきました。

出品されている主な作品のうち15作品が美術館の公式HPで紹介されているのでぜひごらんください。 http://www.shizubi.jp/

会期は12月16日までです

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