晩秋の出雲路の旅①10月31日
10月は神無月…この月の出雲は全国の神々が参集する神有月です。その出雲へ向かいました。
目的は大学の同期会です。毎年秋にメンバーのうちの一人が幹事を務めてその地元で会を開いています。今年は松江市在住のM君が幹事。歴史の専門家で松江のボランティアガイドなどを務める郷土史の権威です。
31日の午後と11月1日の午前、約9時間で神話の国しまねの遺跡や史跡を7カ所巡るという強行軍でした。
私は同期会の後、個人的にもう1泊したので2泊3日の旅でした。時間を追って旅の様子を紹介します。
10月31日(水)
浜松発7時10分。名古屋乗り換えで岡山へ。岡山からは伯備線「やくも7号」で出雲市へ。
岡山駅。在来線は高架化されていません。 特急やくもはディーゼルです。
㊧:伯備線車内から見た大山。3日間でこの時が一番よく見ました
㊨:宍道湖畔に出ました
出雲市駅頭の風景。来年5月が大遷宮の年とか。ヤマタノオロチが迎えてくれます
1 西谷古墳群(国史跡)と市立出雲弥生の森博物館
弥生時代後期から約500年続いた墓地の遺跡です。ここの墳墓の最大の特徴は四隅が突出していることです。
四隅が突出しているので通称「よすみ」と呼ばれています。出土品は鉄剣やアクセサリー、大量の土器など。代々の出雲王が葬られた墳墓と考らえれています
㊧:この下に石棺がありました
㊨:市立出雲弥生の森博物館。墳墓群の出土品と模型で古代の出雲の歴史がわかるように設計、運営されています。出雲市が整備した立派な施設です。入場無料。この日は学芸員のていねいな説明を聴きました。
2 県立古代出雲歴史博物館
①青銅器と金色の太刀
出雲各地から出土した青銅器や金色の太刀など、多くの国宝や重要文化財が展示されていて壮観です
②出雲国風土記を手がかりに当時のくらしを紹介するコーナー
③出雲大社と神々の国の祭り
出雲大社の歴史・模型など
ここでも学芸員のていねいな説明を聴きました
3 日御碕神社
冷たい雨と風、雷まで鳴る悪天候の中、夕暮れ迫る日御碕に向かいました。灯台は諦めて神社まで。社殿は国重文です。
4 宿:竹野屋
出雲大社鳥居の真ん前。創業明治10年という老舗です。先代は町長を務めた町の名士。現在の経営者の娘が歌手竹内まりやです。
夜は3時間以上にわたって飲みながら歓談しました。
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