第8回浜松国際ピアノコンクール 本選第1日
ピアノコンクールは最終版を迎え、23・24の二日間に本選が行われます。第三次までの予選を勝ち抜いた6人が東京交響楽団と協奏曲を演奏します。指揮は井上道義氏。
6人のファイナリストは日本3、ロシア2、韓国1です。
第1日目の今夜は内匠 慧(日本・男性)、ツィブラエワ(ロシア・女性)、ラシュコフスキー(ロシア・男性)の順。
内匠は若干20歳。現在イギリスに留学中とか。曲目はラフマニノフ《ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18》
ステージに登場した時からかなり緊張した様子が見られました(前から5列目)。
緊張の中で懸命に弾き終わり、ブラボーと大きな拍手を受けました。
ツィブラエワの曲目は、シューマン《ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54》。無難に弾き終わった感じです。聴衆の反応は静かでした。
ラシュコフスキーの演奏は圧巻でした。曲目は母国ロシアのプロコフィエフ《ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.26》
大曲で技術的に難度の高い曲だと思われますが、自信をみなぎらせて堂々と弾き終わりました。すでに一流のピアニストの雰囲気です。満場の熱烈な拍手とブラボー。今夜の本選はこの人のためにあったかのような雰囲気でした。これまでにいろいろな国際コンクールで入賞した経歴を持ち、一次予選から本命視されていたという実力を知ることができました。
明日24日の本選は午後2時から日本人二人と韓国一人が登場します。演奏終了後審査委員会があり、午後6時頃から審査結果の発表に続いて表彰式が行われます。
優勝に輝くのはだれでしょうか。楽しみです。
コンクールの演奏は浜松市のHPの大会サイトで動画で見ることができますのでどうぞ。
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