週末の3つのイベント
秋晴れに恵まれたこの週末、市内ではいろいろなイベントが開かれています。
1 浜松 花と緑の祭 2012
アクト通りがメイン会場です。園芸店などが参加するガーデニングショーや花、植木などの販売、竹ぼうき作り・フラワーアレンジメイト、野菜の種まき講座、キレイな花の撮り方講座などの体験講座、ステージでのコンサートなど多彩なプログラムで賑わっていました。21日(日)午後4時までです。
2 小倉貴久子 フォルテピアノコンサート
20,21日の二日間、静岡文化芸大をメイン会場にして、「バンバン!「ケンバン!はままつ」のイベントが展開されています。
浜松は鍵盤楽器の日本一の生産地です。その浜松のまちなかをいろいろな鍵盤楽器で彩る二日間のイベント。コンサートや講演、シンポジウムなど様々。
その一つが小倉貴久子さんによるフォルテピアノコンサートです。
ピアノはモーッアルト、ベートーヴェン時代のヴァルターピアノのレプリカです。木製のフレームで鍵盤は5オクターブです。モーッアルトのピアノ曲は全曲が5オクターブ以内、ベートーヴェンのピアノ曲も半分以上は5オクターブのピアノだったという小倉さんのお話でした。
プログラム
モーッアルト バイジェッロのオペラ「哲学者気取り、または星占い師たち」の 中から6つの変奏曲ヘ長調K.398
クレメンティ 「クラヴィーア・ソナタ変ロ長調Op.24-2
ベートーヴェン 『クラヴィーア・ソナタ ハ短調Op.13「悲愴」』
アンコール エリーゼのために
小倉さんは浜松楽器博物館が所蔵する19世紀のピアノによる演奏を毎年開いているのでおなじみです。
フォルテピアノは現代ピアノのように’凶暴’に鳴り響くことはありません。19世紀はじめのサロンに響いた優雅な音色を楽しむことができました。
3 文化芸大公開講座 「文化とデザインの時代」Ⅳ ~ミュージアムの時代 第4回 「ヨーロッパ型とアメリカ型のミュージアム」
講師はおなじみの立入正之先生です。
ヨーロッパとアメリカを比較すると…
ヨーロッパ:官・上から アメリカ:民・下から
ヨーロッパ
メディチ家:ウフィツィ 歴代教皇:バチカン フランソワ1世:ルーブル
フェリペ2世:プラド ルドルフ2世:ウィーン美術史
などのように皇帝、教皇などのステータス・シンボルとしてのミュージアム
アメリカ
巨大な富を背景として大資産家が短期間で蒐集した個人コレクションから発展した美術館が多い
メトロポリタン、ボストン、ワシントン・ナショナル・ギャラリーなど
以上のような対比を世界各地の美術館とそれらの美術館の収蔵品のスライドを用いてわかりやすく説明してくださいました。参考になりました。
講師はおなじみの立入正之准教授です。
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