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2012年10月30日 (火)

江戸絵画の楽園 展:静岡県立美術館

 なかなか見応えのある楽しい企画展です。その理由は3つあります。

1 「かたち」にこだわり、形状ごとに章を構成していること
  屏風、掛け軸、巻子、画帖など、作品の形状が作品の機能に大きくかかわっていることがよくわかります。屏風の場合、折り畳まれることを想定して構図が考えられた作品などがあります。

2 新出、初公開の作品などこれまでほとんど公開されなかった作品が多いこと
  伊藤若冲《四季花鳥図押絵貼屏風》、英一蝶《吉野・龍田図屏風》、《洛中洛外図屏風》などは初公開です。

3 出品59点のうち、上記2記載の3点を含む50点が個人蔵です。残る9点は静岡県立美術館のコレクションです。公開される機会の少ない個人コレクションが一度にこれだけ公開されるのは珍しいでしょう。

Photo_2
《洛中洛外図屏風》17世紀 保存状態が驚異的に良いみごとな作品で初公開

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     伊藤若冲《四季花鳥図押絵貼屏風》1759年
この絵の1年後に制作された《花鳥蔬菜押絵貼屏風図》は上の絵に比べて技術的に大きく進歩し、表現法が大きく変わっています。わずか1年で新しい技術を習得しています。

Photo_4
         英一蝶《吉野・龍田図屏風》  初公開

S_3  長沢芦雪《月に竹図》

 以上のほか、森狙仙の《親子猿図屏風》では親猿と子猿の毛並みのみごとな表現の違いに感心。狩野探信の《牛図》は15歳の作品ということで驚嘆しました。

 作者は、狩野探幽、谷文晃、葛飾北斎、与謝蕪村、渡辺崋山、海北友松、徳川綱吉など多彩です。

S_4 S_5

 まさに江戸絵画の楽園です。見ていて飽きません。私は次の予定があったので1時間余で回りましたが、しっかり見るためには1時間半は必要でしょう。

 第7展示室では収蔵品展として韓国出身のリー・ウーファンの作品28点が展示されています。1975年から2006年までの作品です。

Photo_7

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コメント

お訊ねいたします。本画面に掲載の『江戸絵画の楽園展』出品作の図版は本展のチラシの裏面から引用されたのだと思いますが、本展の図録をお持ちでしょうか。どうしても知りたいことがあるのですが、図書館、古書店などで見つかりません。

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