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2012年10月10日 (水)

松井孝典氏講演:宇宙と生命

 昨日に続いて静岡文化芸大の話題です。大学の松井孝典理事は惑星科学の日本での第一人者で国際的にも著名な科学者です。東京大学名誉教授。周智郡森町出身。

 圧倒的に文系が多い学生に理系の話をしたいというのが今日の講演会の趣旨でした。

 演題は「宇宙と生命(人間)」。パワーポイントのトップページはゴーギャンの「われわれはどこから来たのか われわれは何者か…」の絵でした。

 人類の発生からホモ・サピエンスまでの歴史の中で、ホモ・サピエンスとそれ以前の人類の決定的な違いは「おばあさんの誕生と言語能力」ということです。ホモ・サピエンス以外には「祖母」という存在はないのだそうです。

 人間の存在に関して古今の哲学者の学説が紹介されました。先生によると、人間は地球システムの中に’人間圏’という構成要素を作って生きる存在であるということです。講演の後半では地球が生命の惑星であるのはあと5億年で、海と陸は10~20億年後には消えてなくなり、50億年後には地球は蒸発してしまうという話がありました。

 宇宙と生命に関して、地球以外の宇宙に生命は稀であるか、あるいは宇宙は生命にあふれているのかという問題について、最新の火星探索などの成果から見て宇宙は生命にあふれているという見方が主流になっているということでした。

 講演を聴いて、驚くべき明晰な頭脳、、非常に幅広く奥深い学識、そのまま本の原稿にできる理路整然と展開される話、予定の時間90分ジャストの講演…
とにかく感嘆しました。超一流の学者のすごさを実感しました。

 宇宙科学は哲学につながることを以前から知っていましたが、今日の講演を聴いて、まさに宇宙科学=哲学であることを認識しました。

 専門的で高度な内容の講演でなかなか理解が難しい部分がありました。

 会場の講堂には、有馬朗人理事長(元東大総長・元文部大臣)や熊倉功夫学長をはじめとする大学の理事・教授の姿が数多く見られました。 

 大学のイベントにはいつも多数の聴講生の姿が見られるのですが、今日の講演会ではほとんど見かけませんでした。文系人間が多いのでしょうか。

 

 

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