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2012年9月25日 (火)

千葉県旭市の被災地視察研修

 東日本大震災で甚大な被害が発生したのは宮城・岩手・福島の3県でした。九十九里浜の長い海岸線を持つ千葉県も津波に襲われましたが、被災地としての情報は幕張の液状化など東京に近い住宅地の被害が大きく報道されて、今回視察した旭市の津波被害の情報はほとんど伝えられなかったように思います。

 旭市は千葉県の北東部、犬吠埼の西、九十九里浜の最北端にあります。この旭市の飯岡地区が津波に襲われて、13人(県全体で20人)が亡くなっています。全壊336戸、半壊など3,384戸という大きな被害を受けました。

 ボランティアガイドの案内で地域内を歩きました。倒壊した家屋や瓦礫はすでに撤去されており地区内には見あたりませんでした。野球場には仮設住宅があり、まだ多くの人が生活しています。

 福祉センターで「語り部」の体験談を聞きました。語り部は千葉科学大学の和久先生でした。70坪のお屋敷が津波の直撃を受け、庭の松の木にしがみついて辛うじて助かったこと、流されかかった奥様の手を一瞬で掴まえて奇跡的に助かったこと、義援金は第1回が修理費52万円で台所、風呂場、トイレの改修などで終わり。さらに50万円追加。そのほか大改修は100万円、新築は100万円。これで新しい家を建てるのは大変です。

 次に、同じく千葉科学大学の船倉先生による防災講座です。津波の早さは震源地から飯岡に届くまではジェット機のスピード、上陸してからは全速力の自転車並み。津波の水は遠い沖の底の水であること、「津波」は国字で中国にはない字であること。「津」とは港のことであること。飯岡では13人が亡くなったが重傷者はゼロ。地震による被害は建物の倒壊や火災による重傷者が多いが、津波の場合は生きるか死ぬかであること、などのお話を伺いました。

 飯岡では震災からの復興に全力をあげるとともに、震災の記録と記憶を語り次ぐ活動が展開されていました。

 鰯とシラス、白魚、蛤の漁も復活していました。

 地震や津波についての正しい知識や地域での自助、共助の態勢が日常的にできていることが大切であることを改めて思った研修でした。

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    飯岡漁港。津波は左の堤防を越えてきました

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宮崎神社の参道を津波は抜けて行き、右の池は完全に海水に変わりました(今は淡水)

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               仮設住宅

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       2DKです                語り部(中央㊨)の話を聞きました

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㊧:復興丼。サンマの漬け丼1000円。10%が復興費に。
㊨:昼食のレストランにも津波の生々しい写真の展示

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月刊の「復興かわら版」

  

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