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2012年8月10日 (金)

充実した内容の「象徴派展」:岐阜県美術館

 岐阜県美術館開館30周年を記念する企画展です。ルドンを中心とする象徴派の作品をコレクションとして数多く所蔵している美術館として、得意の象徴派に焦点を当てて精力を傾けた企画展として充実した内容になっています。

 国内約20の美術館から出品された作品は50人を超える作家の約180点という大きな規模。そのうちの56点は岐阜県美術館の所蔵する作品です。

 「象徴派」とは…1870年頃から20世紀初頭にかけての美術や文学などの芸術運動の一つである象徴主義の実践者の総称です。

 モネ、マネ、ルノワールなど絵画の印象派とほぼ同じ時代ですが、印象派が自然を見たままに、あるいは見た印象を忠実に表現しようとしたのに対し、象徴派は人間の内面や夢、神秘性などを象徴的に表現しようとしました。

 人物を描いても状況描写や細部を描くことなくその人物を象徴的に表現しています。カリエールの《想い》などがその例です。

 象徴派の先駆者であるルドンの作品は《眼をとじて》など30点ありますが、すべてこの美術館のコレクションです。

 ジャポニスムが流行した時代で、ドニが婚約記念として描いた《夕映えの中のマルト》や、当時日本かぶれと言われたボナールの《アンドレ・ボナール嬢の肖像 画家の妹》などにその影響が見てとれます。

 出品されている主な画家は、展示順に、モロー、ミレイ、ルドン、ゴーギャン、ムンク、カンディンスキー、ドニ、マイヨール、ボナール、ヴュイヤール、ロダン、ガレ、ミュシャ、ロートレック、クノップフなどです。 

 自分の感じたもの、思想や魂を象徴的に表現した作品から伝わってくるメッセージを受け取るのには時間がかかりますし、作品が多いので疲れます。

 世紀末の時代に人間存在の本質を描こうとした画家たちの作品をこのようにまとめて見る機会はなかなかないと思います。貴重な展覧会でした。

主な作品は公式サイトでどうぞ   http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/page3613.php

チラシ

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岐阜県美術館

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園内、館内各所に造形作品があります

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県立図書館から見た美術館入り口            図書館

元紡績工場の跡地を「県民文化の森」として整備したということです。図書館には210台収容の地下無料駐車場があります。

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美術館レストランのランチ「岐阜宝もの御膳」 おかず10品・円空汁・炊き込みごはんとデザート 1,575円 三段重ねでした

お盆休みに入る前日…往路の東名は小牧ICから渋滞で抜けるのに40分。復路は渋滞もなく各務原の妹の家から2時間で帰ってきました。明日から車での遠出は禁物です。

 

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