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2012年6月18日 (月)

2012 焼津中央高校オペラ「仮面舞踏会」:今年もみごとでした

 第38回を迎えた高校生のオペラは「仮面舞踏会」。ヴェルディの名作オペラです。49人の合唱部員が1年間全力で取り組んできた成果がみごとに現れていました。全3幕、休憩時間を含めて2時間45分の長丁場です。

 今年も男女ともに歌唱がみごとでした。中でもリッカルドの部下であるレナートを演じた部長の海野君(バリトン)は声量も豊かで朗々と響き渡るみごとな歌唱でした。昨年の「フィガロの結婚」でフィガロを演じたのがこの海野君でその時のみごとな歌いぶりが強く印象に残っています。この時は2年生の彼が大抜擢されたわけで期待の星だったということです。将来が楽しみなホープです。

 主役のリッカルドを演じた村松君も懸命に歌いましたが、本来はバリトンということで、テノール役の高音部は厳しい様子でした。女性ではレナートの妻でリッカルドに思いを寄せられて恋に悩むアメーリアを演じた浦田さんが美しい声でアリアをみごとに歌いあげました。

 聴き所は第1幕のレナートのアリア「希望と喜びに満ちて」、第2幕アメリアのアリア「あの草を摘み取って」(2幕冒頭の処刑場のシーンはみごとでした)とリッカルドとアメーリアの二重唱「ああ、なんと心地よいときめきが」。第3幕ではアメーリアのアリア「私の最期のお願い」、レナートのアリア「おまえこそ心を汚すもの」などで会場からは大きな拍手が送られました。(歌詞は日本語です)

 顧問の松永さんがプログラムに書いているように、ヴェルディの音楽は微妙な心理描写をみごとに表現しています。2幕冒頭などはその典型です。

 大道具、小道具、衣装も全て生徒の手作りです。舞台装置はシンプルで美しく、みごとでした。

 ピアノ伴奏は生徒の田山さんで一人で全曲をみごとに弾き終えました。

 焼津中央のオペラ公演は毎年4ステージです。無料公演2と有料(500円)2です。17日は最終公演で会場の焼津文化会館の1300席は9割以上埋まって盛況でした。

 幕が下りた後、カーテンコールとあいさつが30分以上続きました。1年間の努力と苦労が実ってみごとなオペラを作り上げてきた部長をはじめ部員の目には涙があふれていました。

 1975年(昭和50年)の「かぐや姫」で始まった焼津のオペラは今年で38回目、私はその半分を観ています。38回のうち、上演回数は「カルメン」11,「フィガロの結婚」8、「仮面舞踏会」6、「魔笛」5などとなっています。

 焼津中央高校のオペラは今年創立50周年を迎えるこの学校のみごとな「学校の文化」として定着しています。来年度以降がまた楽しみです。

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