53年前の名車 アルファロメオ ジュリエッタ スプリント
先週から始まった静岡文化芸大の公開講座「イタリアの創造力」第2回はデザイン学部谷川憲司教授の「イタリアのデザイン」でした。
車、家具、衣服などイタリアの洗練されたデザインは日本のインダストリアルデザインに大きな影響を与えました。
30年ほど前にナポリで開かれたデザイナーのためのイタリアで最初の専門講座に唯一の日本人として参加した谷川教授が、イタリアのデザインの歴史について約2時間、いろいろなデザイナーの作品を実物や映像で紹介してくださいました。イタリアではデザインは芸術であり、人の心に感動を与えるものであると考えられているとのことでした。
機能や使いやすさを基本と考える日本と大きく違うという印象でした。
今日の講座の圧巻は、1959年製のアルファロメ ジュリエッタ スプリント にお目にかかれたことです。みごとなデザインです。
デザイナーはフランコ・スカリオーネです。
イタリアでは車に限らず家具や照明器具なども生産開始から50年以上経過した今でもほぼ原型のまま生産が継続されており、半世紀前の製品でも部品の交換や補充が容易であるということです。
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