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2012年6月29日 (金)

「アール・ブリュット展」:浜松市美術館

 市役所での会議が終わった後、すぐ近くの市美術館で今日から始まった展覧会を観ました。

 今回出品されている作品は全てこれまでの美術の理論や技術とは無縁で、作者が描きたいもの、作りたいものを各自の手法で表現したものです。微細な描写、大胆な描写、美しく大胆な色使い、体の動きにまかせて筆を走らせた作品など多種多様です。

 水性ペン、油性マーカー、マーカーペン、鉛筆、パステルなどによる作品が多く、油彩画が1点もないのは特徴的なことです。

 本岡秀則の「電車」はJRや私鉄の先頭車両の前部を1枚の紙に次々と書き加えている作品で紙を継ぎ足して新しい電車を書いています。1枚の紙に約300両の電車が書かれています。1階の部屋でその制作過程を映像で見ることができます。

 これらの作品が観る者に大きな感動を与えるのは、作者が見たもの、感じたこと、心を動かされたこと、興味や関心を抱いたことなどを隠すことなく生の形で表現しているからです。

 「アール・ブリュット」とは、フランスの芸術家ジャン・デビュッフェが提唱した言葉で「加工されていない生(き)の芸術」と訳されています。制作者の多くが障がいを持つ人ですが、障がいの有無や文化の違いなどを超えて観る人を感動させる様々な造形作品全体を指す言葉です。

 日本のアール・ブリュットはヨーロッパで注目され、これまでにローザンヌやパリで展覧会が開かれ、今後7カ国で開催される予定です。今回の出品者の大半がヨーロッパでも出品しています。

  「アール・ブリュット」はこれまでにない新しい芸術の分野と言ってもいいのではないかと思います。

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