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2012年5月21日 (月)

千葉県の美術館を訪ねる②千葉市美術館 「蕭白ショック!! 曽我蕭白と京の画家たち」展

 千葉市美術館は市内中心部に位置する中央区役所と同じビルの上層階にありました。建物は昭和2年に建てられた旧川崎銀行千葉支店の建物を包み込むようにして建てられており、
1階のさや堂はルネサンス様式の空間で19日はホールとして使用されていました。

 「蕭白ショック!! 曽我蕭白と京の画家たち」展は20日に終了しました。私たちが観たのはその前日でした。

 曽我蕭白(1730-1781)は江戸中期の京都の画家です。当時は人気のある画家だったと言われていますが、明治以降は評価が低く、同時代の応挙、大雅、などの大家と並び称されるようなことはありませんでした。

 蕭白の評価が高まり、一転して人気が出たのは1968年の「奇想の系譜」(辻惟雄)でとりあげられたことがきっかけになっています。その辻惟雄はこの千葉市美術館の初代館長を務めています。蕭白とのかかわりが深い美術館での大規模な
展覧会です。

 蕭白の作品は61点出品されています。

 代表作と言われる《群仙図屏風》(国重文)は35歳の時の作品です。(チラシ裏面参照)。数少ない濃彩の絵で8人の仙人が細密な描写で描かれています。

 そのほかにも6点の重文があります。いずれも円熟期の作品です。

 蕭白の水墨画はきわめて大胆に素早いタッチで描いたダイナミックな作品が強烈な印象を与えます。下書きもなく一気呵成に描きあげたのではないかと推測されます。《達磨図》は酒に酔ってその勢いで描いた絵です。

 人物の顔の描き方も独特で、一見ユーモラス、現代の劇画に共通する要素が見られます。

 蕭白のほかにも同時代の若冲、大雅、応挙などの作品が10点余。大部分は千葉市美術館のコレクションです。

 最近評価が高く人気のある蕭白を中心にして地方の美術館が単独で開催したすぐれた企画展でした。

(画像をクリックすると大きくなります)

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 旧川崎銀行千葉支店時代の円柱の残るビルエントランス 

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