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2012年4月20日 (金)

「セザンヌ-パリとプロヴァンス」展(画像追加) 

 日本でも人気のある「近代絵画の父」セザンヌの大規模な展覧会です。展覧会のキャッチフレーズは「100%セザンヌ」。8カ国40の美術館から出品された約90点は、油彩、水彩、デッサンすべてセザンヌの作品です。なるほど100%セザンヌ。20代初期の作品から最晩年の作品まで各世代の作品を網羅しています。

 有名なサン・ヴィクトワール山を描いた作品は30代初期から晩年の作品まで4点あります。同じ山を描いても表現法はかなり異なっています。晩年の作品は水彩画のような淡い色彩です。

 若い頃の作品にはナイフで厚塗りするという手法で絵の具が盛り上がっている作品もあります。

 肖像画も10点余あります。夫人、庭師、画商など身近な人物を描いた作品が多いのですが、モデルとなった人物の内面に深く迫るという感じよりも、どちらかというと絵画表現として構図、色彩などに重きを置いて作品を制作したという感じです。

 セザンヌが好んで描いた静物画は会場の後半で十数点出品されています。彼が残した油彩画約1000点のうち約200点が静物画だと言われています。

 セザンヌは「私は1つのリンゴでパリを驚かせたい」と語ったと伝えられています。もっとも有名な「リンゴとオレンジ」(オルセー美術館)は正面からや少し上からなど複数の視点で描かれています。一見テーブルから転んで落ちそうに見える果物たちが画面全体の中で落ち着いていてみごとな表現になっています。

 印象派とほぼ同時代を生きながら、必ずしも同調せず独自の表現を求めてセザンヌ独自の世界を切り開いたことがこれらの静物画からもうかがうことができます。

 会場は開館5周年を迎えた国立新美術館。4月14日土曜日の午後でしたが、入場待ちの列はなく、会場内もそれほど混んではいませんでした。

 ただし、25日からは同じ国立新美術館で大エルミタージュ展が2階で始まるのでしばらくは混むかもしれません。

 セザンヌの画業の全体を一望できるいい展覧会でした。

 会期は6月11日までです。

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   《自画像》 1875年頃         《サント=ヴィクトワール山》1986-1987年

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     《リンゴとオレンジ》  私の部屋に掲げてある複製画

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            雨の日の国立新美術館

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館内のカフェのセザンヌ展特別ドリンク
㊧:柑橘とトマトのさわやかジュース=《リンゴとオレンジ》よりプロヴァンスの太陽の恵みを表現
㊨:エスプレッソグラッセ グランマルニエの香り=《自画像》よりパリのカフェ文化と絵の色調を表現








   

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