最近の選挙事情
浜松市・区明るい選挙推進協議会合同研修会という長い名前の研修会に参加しました。浜松全市から選挙管理委員や明るい選挙7推進委員など200人以上の人が参加しました。
浜松市選挙管理委員会の事務局長から「最近の選挙事情について」という講話がありました。その中から興味深いことをいくつか…。
1 政令指定都市の市長選で初めての無投票
23年4月の市長選では現職以外に候補者がなく無投票になりました。政令指定都市で はこれまで例がないということです。選管としては事務量が減って助かったということですが、市民の立場からすると候補者を選ぶ権利や投票する機会がなくなったことになり、複雑な気持ちです。
2 最近の選挙違反
選挙違反は時代とともに実態が変化しているということで、昭和20-30年代は酒、食事、カネ。40-50年代は電話代として数万円。最近はガソリン代やバイト料が目立つとのこと。候補者の名前のあるのぼり旗は全て違反だそうです。
3 選挙権を18歳に引き下げることについて
欧米諸国などは大半が18歳で選挙権を与えています。国内でもそのような動きが出ています。しかしそれを実現するためには少年法など200以上の法律の改正、見直しが必要だとのことです。これは大変なことでかなりの時間がかかりそうです。
4 高齢者の票をねらうこと
中区のある投票所の年齢別投票率を見ると、最も高いのは70-74の64.3%,次に65-69の64.0%,75-79の62.5%です。一方25-29は25.6%、20-24は26.7%,30代も36%代です。投票の実数では60代と70代で43%、20代はわずか5.9%、30代を加えても15.7%です。候補者が若年層をターゲットにしても投票してくれません。高齢者の票をんらうということになるわけです。
若年層の投票率アップを目指すことはこれからの社会を考える上で大きな課題です。
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