浜松ものづくり展・浜松の酒:浜松市博物館
今回の展示会は「浜松の醸造業がこれまで全国に知られる数々の名産品を生み出してきた」ことから開かれたものです。
江戸時代以降の酒器(銚子、猪口、通い徳利、酒樽など)、酒づくりの道具、広告物などの展示によって浜松の酒づくりの歴史を紹介しています。
それほど大きくない特別展示室1室だけの小規模な展示なので出品されている品は限られています。
残念ながら展示品からは「全国に知られる数々の名産品」を見いだすことはできませんでした。昭和の時代には浜松市内(旧市内?)には11の酒醸造所がありました。町村合併後の現浜松市に酒醸造会社は2社しかありません。旧市内の浜松酒造(出世城)と浜北区の花の舞酒造です。展示品の多くはこの2社から出品されています。
静岡県の日本酒は全国でも高い評価を得ています。おいしい静岡の酒を生み出したのが「静岡酵母」です。県立工業試験場の河村傳兵衛さんが中心となって開発したもので昭和50年代後半に県内の酒造会社で使われるようになりました。
昭和61年には全国新酒鑑評会に出品した静岡県の21蔵のうち10蔵が金賞に輝くという快挙で注目されました。フルーティで優しい味の静岡県の清酒の特徴についても、展示の中で触れてほしかったと思いました。
浜松市博物館で 2月12日まで
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