「学校の文化」に感動:浜松市立曳馬中学校
浜松市立曳馬中学校の「文化発表会」は去年よりもさらに’ステップ・アップ’したすばらしい内容でした。
今年のスローガンは「あふれる感性音に乗せ 心に残すその瞬間」です。朝から一日行われた文化発表会は全校生徒の心に確かな感動を残したでしょう。
まず1年生各HRの合唱コンクールで始まりました。まだ子どもらしさを残す1年生らしい選曲と歌声でした。
次の3年生24人による「曳中ソーラン節」はみごとでした。若さがあふれて躍動するダンスに客席から大きな拍手が沸き起こりました。ソーラン節は毎年の体育大会の時に全校生徒が演じます。曳馬中学校の「文化」の一つです。今日演じた24人は校内のオーディションで選ばれたのだそうです。上手なわけです。
2年生の合唱は「明日」や「未来」に希望を託す歌が目立ちました。午後の3年生の合唱はさすが3年生と思わせる声量とハーモニー、そして社会性のあるメッセージを伝える選曲がみごとでした。1年生は先輩の迫力のある合唱からいろいろ学んだことでしょう。
校長先生をはじめ40人以上の教職員による「ハナミズキ」はやや自信なさげで声も小さかったのですが、懸命に歌う姿に生徒から大きな拍手が起こりました。担任の先生へのかけ声も聞かれました。
吹奏楽部の演奏は圧巻でした。県大会の常連で、今年も県大会で金賞を受賞した実力を持っています。その県大会の課題曲と自由曲をみごとに演奏。「てっぱん」の主題歌や嵐のヒットナンバー15曲のメドレーもありました。中学生の演奏のレベルの高さに驚嘆しました。
そして…演奏が一通り終わって特別プログラム。来年3月に退職予定の校長先生はじめえ3人の先生に捧げる いきものがたり の《ありがとう》を全校の生徒と教職員で大合唱。ステージに上がった3人の先生方にとっては終生忘れえない感激のひとときであったことでしょう。
そして全校合唱…《COSMOS》でした。
会場はアクトシティ大ホール。定員2300人、4面舞台を持つ大ホールのステージで生徒全員が演奏できたことはすばらしいことです。校長先生の話によると、市内48中学校の中でこの大ホールで発表会を開くのは曳馬中学校だけということです。
生徒数が750人を超え、21学級ある市内最大の中学校が、一番いい学校を目指してそれが実現しています。
今日の文化発表会を見て、まさにこれこそ曳馬中学校の誇る「学校文化」だと思いました。
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