ウメバチソウ:(天竜区大栗安)
ウメバチソウはニシキギ科の多年草で山地の日当たりの良い湿地などに生えます。秋に梅の花の形をした白い花を咲かせます。高さは7~45㎝ぐらいで花の直径は2~2.5㎝。真ん中に雌しべが1本、雄しべは多数の糸状に分かれています。可憐な花が人気で乱獲されたためにほとんどの地で絶滅しています。
浜松市天竜区大栗安には車道沿いの斜面に多くのウメバチソウの咲く群落が残っています。10月20日、ほぼ満開でした。
斜面に点々と白く見えるのがウメバチソウです。踏みつけないように細心の注意を払って撮影しました
同じ斜面にリンドウのつぼみとタムラソウがありました
大栗安の群落は貴重な存在です。昨年まではすぐ横にお住まいの方が草を刈るなどの手入れをしてくださっていたおかげで毎年可憐な花を咲かせたのですが、昨年転居して無住になってしまいました。
手入れをする人がなくなったウメバチソウの群落は1,2年の間に消滅の危機にあると聞きました。残念なことです。
今日のハイキングは毎月恒例の「わくわくハイキング」です。終点の熊営業所でバスを降りて熊の町並みを歩き、南に抜けました。今回アップしたウメバチソウのほかに、大栗安の棚田、熊の古い宿場町などの話題は後日アップします。
« 秋の三岳山と立須の岩峰 | トップページ | 481枚の棚田:天竜区大栗安 »
「花」カテゴリの記事
- 2021サクラだより④浜名湖ガーデンパーク(2021.02.26)
- 国分寺公園と庄屋屋敷の梅(磐田)(2021.02.24)
- 2021サクラだより③花川運動公園の河津桜(2021.02.23)
- 2021サクラだより②滝沢・都田総合公園の河津桜 (2021.02.18)
- 春の花の開花が進む:浜松フラワーパーク(2021.02.16)
コメント